マッターホルン、確認できず!

 2013-10-31
 マッターホルンと言えば、スイスとイタリアの国境にある4478mの山。その天を突く崇高なまでの美しい山容は、アルピストばかりでなく、世界中の人を魅了する。(写真Wikipediaより拝借)
また
ピラミッド型に切り立った急峻な四つの絶壁の一つ北壁は、
アイガー及びグランド・ジョラスと合わせてヨーロッパアルプスの世界三大北壁と呼ばれている難所だ。
・・・写真を見てるだけでくろすけしびれま~す。

 ところで、日本のマッターホルンと言えば・・・槍ヶ岳、
くろすけも2007.8表銀座縦走時と2010.8槍ヶ岳~涸沢岳縦走時と2回登っている。
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そして、今日は、上越のマッターホルンの異名をもつ大源太山に行ってきた。
▲2013.10/29(火)晴 単独
 ホントは昨日行くはずだったが、珍しく寝坊し、本日となってしまった。朝一番の電車に乗り、新幹線で越後湯沢~タクシーで登山口へ。登山口にはすでに車が7台ほど止まっていた。
さぁ、大源太山の紅葉は如何なもんか・・・7:52出発!
杉林を抜け雑木林へ出ると間もなくに沢にぶつかり、1回目の渡渉となる。そんなに深い所はないようなので、ロープを張られてる方から石伝いに渡ろうとしたら、先に渡ってたご夫婦がいて、ぐるっと回ってから渡った方がいいと対岸からジェスチャーを送ってきた
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せっかくのアドバイスなので素直に受けて、岸を5~6m先に回り込む・・・と、こちら側は段差のない浅瀬になっており、確かに渡り易いようだ。が、気をつけないと登山靴がザブッと潜ってしまうような深さの所もありで、しっかり動線を確認してから渡渉する。沢沿いに進むと直ぐに「謙信ゆかり道入口」への分岐となるが、右に見送り直進する。
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分岐より5分ほどで、アルミ梯子の掛かった涸沢に出る。梯子を登るとまた小さな沢でほとんど涸沢に近いが、苔むした岩肌を流れるミニ滝はさわやかで心地良い。(苔に滴る水って、なぜか心にしみいる。)
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ブナの巨木の混じる緩やかな登山道からは左手に紅葉した山の斜面が見える。・・・やや~っ、茶っぽいかな~
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2回目の渡渉地点に8:35着。こちらもロープの張ってある場所からではなく、今度はくろすけの判断でほんの少し上流の方から、大小の岩を超えて渡った。(注:増水時には大変な所かもしれない。)
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目印のテープを追って荒れた沢を進むと直ぐに大源太山への道標が。ここからが石ゴロゴロだったり、木の根っこだったり、粘土質だったりの急登の連続となる。
朝の光がモミジ達の最後の燃焼に火をつける。
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急登に付けられたロープを時々利用しながら、樹木の面白さに感心したり、変化する景色にワクワクしながらゆっくり登って行く。
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展望が開け、ナナカマドの後方に真っ白に雪を冠った山が、
そして右前方にはオ~、大源太山が顔を出してきたぞ~・・・。
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大源太山の北側斜面が徐々に・・・
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さらに北斜面ア~ップ!
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そして足下は・・・遠くに見える木々の並びがメルヘ~ン!
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登って来た弥助尾根を振り返る・・・
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なだらかな笹原の登山道、両サイド切れ落ちたヤセ尾根、
鎖付きの岩場など変化のある登山道 
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またまた北側斜面に  ・・・
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より美しく!スポットライトを浴びて(右)、
この瞬間私達(ダテカンバ)の舞台。(バック巻機山)
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あれやこれやに心奪われてる内に・・・
大源太山1598m山頂だ~!10:43着
七ツ小屋方面に留まっていた厚い雲は大分薄くなり流れるようになったが中々切れない。先の方に尖がって見える山は万太郎山でしょうか。山頂では、先に着いていたご夫婦と、後から来た若い男性二人組と一緒になった。
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よく見えるのは、巻機山(2007.9登頂)・・・もう雪が・・・
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後方に見えるのは、苗場山方面、うっすらと妙高山も・・・
この尖がった山の名前は?・・・
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オ~っ、やっと大源太山山頂直下より七ツ小屋山方面ルートが少しわかるように・・・。あ~、あの稜線を歩くは・ずだったのになぁ
ホントは、ホントは・・・本当は、馬蹄形縦走して、大源太山のマッターホルンを見たかったのに、確認したかったのに~・・
(反対側からでないとマッターホルンの形に見えない)
今日は、どうしても家に6時までに戻らなければならない用事があって、馬蹄形に縦走する時間が取れないのだ。悔しいなぁ~、
今更ですが、昨日寝坊しなければ、天気も良かったしちゃんと見られたはず・・・あ~あ、残念!
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山頂で30分ほど展望を楽しみ、未練残るが今来た道を戻り下山11:12する事に。今になってやっと七ツ小屋山もはっきりと見えて来た。
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下山し始めて間もなくに、振り返ると先程の若者二人が大源太山山頂直下を下りているところだった。羨まし~い!下山方向には、これから寄ろうと思っている大源太湖も見えている。
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七ツ小屋山(左)よりシシゴヤノ頭を経てのルート「謙信ゆかりの道」が見えている・・・ここを歩くはずだった。残念で~す!
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なだらかな尾根もあり~の、スキー場やら湯沢の町も見えている。
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沢が滝状になって落ちてるのが見える。
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Good by! 大源太山・・・ 
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光りがさすと、終盤の紅葉もそれなりに素敵に見えます。
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やっぱ、紅葉は光りの演出が不可欠ですね。何とか見られるものが少しだけありました。
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渡渉も無事終え、杉林を戻り登山口へ13:24着。ここからバス停のある大源太湖まで歩いて行く(早足で約40分)。下界の紅葉も色鮮やかさに欠けるが、すすきの原っぱとコラボして中々いい感じの所があった
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希望大橋から大源太湖そして大源太山を望む。
湖の周りの紅葉も今年ははずれのようでした。
(残念ながらこちら側からではマッターホルンには見えません)
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 バス停で時間を見ると、14時台のバスの便はなく、結局またタクシーで駅に戻る事に。今回は、往復新幹線とタクシー利用というくろすけには何とも贅沢な山行となり、お陰で無事自宅には6時前には戻れたものの、「上越のマッターホルン、確認でき~ず!」・・・何となく不完全燃焼の山行となってしまったのでありました。

<オマケ> 
まっ黒くろすけのなんちゃってマッターホルン歴 
房州のマッターホルン  伊予ケ岳(336.6m)2000.1/29登頂
会津のマッターホルン  蒲生岳(828m)  2007.6/30登頂 
西上州のマッターホルン 小沢岳(1089m) 2010.12/5登頂

これから登りたいと思っているなんちゃってマッターホルン
♥西上州のツインマッターホルン 碧岩1125mと大岩1133m
♥東洋(屋久島)のマッターホルン モッチョム岳(本富岳)944m。

その他にも日本全国なんちゃってマッターホルンが結構あるようだ。機会があれば、一つずつクリア~して行くのも面白いかもしれない・・・・・・かな。
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秋山郷・鳥甲山縦走

 2013-10-26
▲2013.10/20(日)雨
 長年心の片隅にありながら、行く機会がなかった鳥甲山へAE社のツアーで行ってきた。
な~んとまたまた  ・・もう笑っちゃうしかな~い。

 平家落人伝説で知られる秋山郷を外敵から守るかのように、大岩壁を広げてそびえているのが鳥甲山である。秋山郷の和山温泉から望む凄まじいばかりの大岩壁を縁どる三角のスカイラインは、登高意欲をおおいにそそる。コース中にはスリルに満ちた岩稜登降も多く、豪快な登山は訪れるすべての人を魅了するに違いない。この山は秋が最も引き立つ。(山と渓谷ガイドブックより)

 前日、新宿西口を小型バスで16時出発。キャンセルが5人ほど出たとの事で参加者は10名(男6人女4人)+リーダー2名。途中赤城高原SAで各自夕食をとり、塩沢石打ICを下りる。車窓から山のシルエットの上に煌々と輝く月など眺めながら(明日はホントに雨なのかな?)民宿:光栄荘に21:15着。明日の準備をして22時過ぎ就寝。
途中何度か雨音で目を覚ます。あ~あ、やっぱり・・・

<ムジナ平登山口…万物岩…白嵓ノ頭…カミソリ岩…鳥甲山…赤嵓ノ頭…赤嵓ノ肩…屋敷山コル…屋敷登山口>

 5:15民宿の車2台に分乗し、ムジナ平登山口に向かう。道中、民宿の奥さんに紅葉状況を聞くと「例年なら丁度良い時期なのだが今年は遅くてこれから。3日前にはすでに初雪も降ったとの事。」
登山口に着くと雨も若干強くなりおまけに風も少し出てきた。
あ~あ、先が案じらる~・・・ 
 6時少し前、登山口出発。ブナの大木が混じる急登を行く。稜線に出ると厚い雲に覆われ遠望はきかないものの、近場の山が姿を見せてる。尖がってるのは佐武流山との事。
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風は出発後すぐになくなりほっとする。広大な頂上湿原のある苗場山(右)もここからだと港入りした母艦の様に見える。
苗場山は山に目覚め始めた頃に登った山だ。お花畑を過ぎてからの最後の登りがえらくきつかった事や夜中の雷雨、山頂に広がる広大な湿原に感動したことなど色々思い出して来た。
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万物岩。鎖場のある岩だが、足場がしっかりあるので慎重に登れば問題ないと思うが、ツアーなのでさらに安全確保でロープ・カラビナ付で登る。
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万物岩の上から見た所
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秘境を思わせる深い谷
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晴てればどんなにか素晴らしい事か・・・黙々と稜線を登る。
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苗場山がよりはっきりと・・・
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ナナカマドの多い稜線だ。
実は真っ赤だが葉っぱはまだ緑っぽいものもある。
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潅木帯を下ったり
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右手には赤嵓、そしてその稜線が・・・
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昨年は素晴らしい紅葉だったと民宿の奥さんは言っていたが、今年は日照不足だったり遅くまで暑かったりで鮮やかさが今一つのようだ。それでも、切り立った稜線からの展望は雨の中でも来て良かった~と思わせる迫力がある。
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岩を這いつくばって登るような所も出てきたり、背丈程の笹原を行くと間もなく白嵓到着。これより雨のせい?でぐちゃぐちゃの登山道を行くが、やっと鳥甲山の山頂も顔を出し、今回の核心部であるカミソリ岩のヤセ尾根の一部(右)も見えて来た。
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雨に煙っているが、いい感じの展望が広がっている。
登山道にはイワナシのミニ群生あり。
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いよいよ、楽しみにしていたカミソリ岩の始まり、大きな枯れ木の左側から降りて行くが周りに樹木があるので、期待していた?ほど怖くはない。右側は崩れ落ちた断崖。
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朽ちた木に着生したドウダンとサルオガセ、好きです、こんな感じ
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カミソリ岩の一部、ここは登らず右を巻く。
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ロープ付のグチャグチャの急下降、さらにアップダウウンを繰り返し
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振り返るとカミソリ岩の全容がよりはっきりと
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そして、最後の締めで蟻の戸渡のようなカミソリの刃(4m位かな)が登場。安全のために鎖を持って渡る。
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カミソリの刃を上から見た所
鋭利な刃ではなく、錆びついたかわいい?刃でした。
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草付の急斜面を登って行く。笹原の景色がたおやか~・・・
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笹原の中に今日初めてモミジを見たような・・・
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屋敷への分岐を右に見送り、雨に煙る下界の景色など見ながら歩を進めて行くと程なく鳥甲山の山頂2037.6mだった。
針葉樹に囲まれた静かな山頂だ。
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雨に濡れ、じっとしていると身体も冷えてくるので休憩もそこそこに下山となる。分岐に戻り、赤嵓を経て屋敷へと下山するのだが、いやぁ、ここからは急下降ドログチャ度が更に強力アップで素晴らしい事に・・・これで終わりかなと思ってるとまたまたドログチャが・・・んっ、どんだけ出てくるの~・・・ひぇ~~っ・・・。
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カミソリ岩(中央)が別角度で見えてくる。
雨に煙り、何やら仙人でも住んでいそうな感じ・・・
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赤嵓の頭のコブコブの樹は、奇怪~怪樹で面白~い!
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変化する景色を楽しみながら・・・
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泥濘から解放される登山道・・・  
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紅葉は色鮮やかさに欠けるが、雲の演出が幽玄界へと誘う・・・
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「美しい」の演出は、晴れた日ばかりではありませんね・・・
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時々後ろを振り返る・・・
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雨に濡れた落ち葉の登山道・・・気持ちの良いもんだ。
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が、これより先もまたまた急下降のドログチャ度がはんぱなく、もう滑り台状態・・・。単独だったらホントにうんざりするところだったが、ツアーで仲間がいるという事で救われた。
そして標高が下がるほどに緑緑して雨に潤う森は清涼剤となり、最後まで悪条件でも楽しめた・・・くろすけ好みの山のなせる業かな?・・・
やっと堰堤に出て、ここから30分ほどで下山口到着15:33
ドログチャから解放~! 全員無事故で下山、お疲れ様でした。下山口のU字溝の清流で足元のドロを洗い流し、迎いのバスに乗り苗場山登山口近くの小赤沢温泉で入浴。(16:15~17:00)
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♨小赤沢温泉「楽養館」・・・くろすけ好みのこじんまりしたいい温泉でした。鉄分を多く含み茶褐色。源泉は45℃。疲れた身体をほぐし、痛みを和らげる効果は抜群とか・・・。(入浴料:団体割引で400円)
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 第二の谷川岳とも言われている「鳥甲山」・・・くろすけ好みのワクワクとドキドキのあるいい山でした。お気に入りに登録です。天気の良い時にやっぱり秋がいいかな、是非再訪して、その絶景を見てみた~い。
 孤高の山と秘境のいで湯を結んでの今回の山行、1日中雨が降ったり止んだりで天気には恵まれませんでしたが、雨に負けない魅力に溢れた山でした。
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尾瀬・笠ヶ岳~湯の小屋温泉縦走

 2013-10-16
 3年待ちの「裏剣~ 」に振られ、大ショックでへこんでいたが、無理して取った連休なので、残りの10/10~10/12で何とかどこか行けないか天気予報と睨めっこしながら検討。この時期前から行きたいと思っていた山の一番候補は八海山、次に大源太(上越)3番目に笠ケ岳(尾瀬)・・・何れもくろすけの大好きな尖がりやギザギザの山ばかり・・・微妙な天気で迷ったが、一番天気がましと思われる笠ヶ岳(尾瀬)に決定!
予報では10/13~は何れの場所も天気がだというのに・・・何というツキの無さ・・・ 

▲2013.10/12(土)晴れたり曇ったりのち小雨 単独
 やっとの事で手配のついた尾瀬行の夜行バス。池袋サンシャイン近くのバス亭は、尾瀬行の老若男女であふれていた。あらためて数えなかったが、6台位大型バスが止まっていたように思う。何れも満席のようだ。23時発のバスで、上里(休憩)~戸倉(乗換)~鳩待峠5:20着。着いたばっかりは真っ暗だったが、簡単な朝食を済ませ、準備してる間に明るくなってきた。5:45至仏登山口を出発。みんなこの時期目指すは、尾瀬ヶ原方面~のコースでハイキングや至仏山又は燧ケ岳へと登山をする人達がほとんどなので、今日もスタート時はまたまたこのコースこの時間ここを歩いているのはくろすけひとりで~す。最近人気の少ない所ばかり歩いてる感じですが、決してくろすけは、人間が嫌いなわけではありませ~ん、人込みが嫌いなだけで~す。
 
<池袋23:00―5:20鳩待峠5:45…6:50原見岩…7:06オヤマ沢田代…7:17分岐…7:28悪沢岳…8:11小笠…8:43分岐…8:56笠ヶ岳9:25…9:31分岐…9:39片藤沼9:50…9:58蛍沼…10:56咲倉沢頭避難小屋(昼食)11:10…11:58ワラビ平…13:08林道ゲート…13:52湯の小屋トンネル…13:56笠ヶ岳登山口…14:00湯の小屋温泉(旧葉留日野山荘入浴)16:36…水上17:43-越後湯沢18:36-20:00東京>

 尾瀬には、過去4回ほど来ているが、秋は今回で2度目。1回目(1999.10)の秋で尾瀬ヶ原で夫と共に初めて白い虹を見た事など思い出しながら、笹原の登山道をゆっくり登って行く。早朝は少し冷え込んで、防寒で1枚羽織ったが、すぐに暑くなり脱いだ。間もなくに、若い男性に抜かれたが、その後至仏山をピストンすると言う中年の女性二人連れを今度はくろすけが追い抜いた。
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ダケカンバの樹や真っ赤な実をつけたナナカマドが朝日を浴び、
青空に映えて美しい。
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展望が開け、奥日光方面の山並みや(逆光でうまく写らない)
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上州武尊の雄々しい姿(2009.9登頂)
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そしてピラミダルな笠ヶ岳が顔を出した
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笠ヶ岳のあまりにも笠過ぎる形に感心してしまう。ほどなく右手に大きな岩(蛇紋岩?):原見岩が登場。その名の通り尾瀬ヶ原を見下ろす。(くろすけ、食欲の秋で熟しきって実ってます
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・原見岩から(左から景鶴山~会津駒ヶ岳~燧ケ岳)
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・尾瀬ヶ原のアップ(草紅葉に池糖が光ってるが、写りが悪すぎ
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オヤマ沢田代に着く頃に急にガスってしまって、草紅葉も幻想的に? 分岐より至仏山方面を右に見送り、笠ヶ岳方面へ。これより登山道は泥濘地帯が多くなり、ありゃりゃ~・・・。
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分岐より10分ほどで樹林で覆われ展望のない悪沢岳到着。(7:28)
ガスって見えたり見えなかったりする景色に一喜一憂しながら、ロープのある岩場を下る。
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紅葉の時期には早かったのか?すでに遅かったのか?
彩りが冴えない・・・
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時々ドロドロ、ぐちゃぐちゃの道をありゃ~・・・で行く。小笠はまだガスっていたのでスルー。本命は笠ヶ岳なのだから、せめて「山頂で一瞬だけでも晴れてくれ~」と願いながら、樹林帯を抜けると・・・
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小笠の麓で
・オヤマボクチ     ・チングルマの紅葉
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お~~ぉ、徐々に・・・笠ヶ岳方面が・・・片藤沼が・・・
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ミラク~ル!ブルースカイ!
笠ヶ岳分岐手前の斜面を見上げる。ゴッツゴッツのロックガーデン
ここで、今日初めて人(単独男性)とすれ違う。
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分岐より8:43、ザレザレ、ゴツゴツ、そしてツルツルの岩を登り山頂目指す。どうかこの青空が瞬時に消えませんように・・・。
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笠ヶ岳山頂2057.5m 8:56着
山頂には中年男性3人連れ(鳩待峠~笠ヶ岳ピストン)が居て写真を撮って頂く。冷たい風が少し吹いていたが、燃焼中の身体には最初のうちは心地良かった。
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スッキリ晴てれば360度の素晴らしい大展望がお待ちかねだったのだが、隣接している新潟・福島は雨との事で、今日の天気は微妙で展望はまぁまぁといったところ。でもこれだけ見えれば満足!山の神様に感謝である。
・中央に至仏山・小至仏(2005.7登頂)
 右にうっすらと燧ケ岳(1999.10登頂)
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・今日これから訪ねる二つの沼とバックに上州武尊
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・左:蛍沼、右:片藤沼・・・楽しみだ!
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奈良俣ダムの上には天気が良ければ谷川連峰が見えるらしい。風を冷たく感じるようになったので、30分ほどで休憩を切り上げ分岐に戻る。大岩には湯の小屋温泉の表示が・・・。これから少し先の二つの沼までは皆さん行かれる方が多いようだが、それから先の湯の小屋温泉まで目指す人は、余りいないと言うより、ほとんどいない・・・みたいだ。(この日、このルート歩いた人は結果的にくろすけ一人だったようだ。
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大岩より樹林帯に入り8分ほど
・片藤沼(左中央にうっすらと燧ケ岳)
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・角度を少し変えて
 山頂から見ていた時より、雲がずっと多くなってきた。
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片藤沼より草紅葉の湿原を抜けると、すぐに現れた可愛い沼。9:58
・蛍沼・・・な~んかメルヘンチックな感じ!
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さぁ、ここからが湯の小屋温泉へ向け、気合を入れなおして出発だ地図上で時間を見ると、笠が岳より4時間30分ほどで湯の小屋温泉に到着する事になる。蛍沼までの分を差し引き、昼休憩をプラスするとやはり最低4時間以上はかかることになる。雨にならないよう、心の隅っこで祈りながら、秋を楽しみながら歩くことにしよう ・・・と思っていたのだが、(他の方のブログレポを読んでみると、紅葉の頃にはどんなにかいいだろうと書いてあるのが多かったので、紅葉を期待していたのだが・・・)現実には、ここからは紅葉もほとんど見られない、あまり面白くない樹林帯を只々延々歩く結果となった・・・ちょっとガックリ!

 樹林帯の急坂を登り、ちょろちょろと流れる水場が2か所、小さな咲倉沢頭避難小屋前にて昼食(10:56~11:10)
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急下降の坂道の連続(これで終わりかと思うとまたまた登場という繰り返しで結構足にくる)、クロベ(檜)の根などが張り出した所ではつまずかない様に滑らないように注意したり、やっと登場した楓の紅葉などにはホットした。
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やっとワラビ平に下りる階段が・・・。ススキで覆われたホントに林道なの?という所やがけ崩れ跡の横を通る。
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そして、またまた山の中へ、小さな登下降を繰り返し、やっとのことで鉄階段を下り車道に出る。
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通行止めのゲートを超え、舗装道路を10分ほど進むとまたまた山へ案内する道標が、どうも最後のピークがここから始まるらしい。疲れも出てきたが、ラストスパートで頑張って歩く。どうもこの森はキノコが多いようだ。あまり見た事もないのがあっちにもこっちにもにょきにょき生えている。面白キノコなど発見しながら進んで行くと小さな沢に出た。そこから最後の車道は近かった。階段を下りトンネルを左に見て道路を渡ると、道標があり下に下るようになっている。
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下り始めると民家らしき屋根が見え始め、ダム横の笠が岳登山口に出た14:00ジャスト着。ふ~ぅ、ヤレヤレ・・・。今ひとつ感動のないフィナ~レだった。葉留日野荘という廃校を再利用した宿泊施設の日帰り入浴をしてから帰路に着こうと思っていたので、通りがかりの人(日本語が達者な外人)に、聞いてみたら、なんと今夏に閉館して、今はこの外人さんの家で継続営業(温泉のみ?)しているとの事。ラッキ~!入浴料500円を支払い、掛け流しの温泉で疲れを癒した。(誰も来ずくろすけひとり貸切状態)小雨も降って来たところだったので、バスの時間までこちらで休ませてもらい助かった。16:36発のバスで水上駅へ。バスの車窓から見る山はまだ緑緑していて紅葉の彩りが全く感じられない。運転手に聞いてみると、今年この辺の紅葉は今月末~11月初め頃になるだろうとの事。もっと遅くに来れば感動のフィナ~レになったのだろうか?・・・
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水上から…越後湯沢(新幹線とき342)…東京と電車を乗り継ぎ、我が家へは21:20無事ご帰還となる。


 この「渋~いルート」というのでしょうか・・・くろすけにはちょっと渋すぎて合わなかったですね。でも、行ったからこそ、歩いたからこその発見もあったのも事実です。
 大自然の営みや自然の妙にあらためて感心し、そのなかでどれだけ人間が守られているか、また人間のエゴに依る自然からのしっぺ返しに人間の無力さをあらためて感じたり・・・日々自然からは学ぶことばかりです。ありがとう・・・大自然!

<オマケ>
 んぎゃぁ~、超でかっ!
・直径約17㎝ 高さ約20㎝
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 面白!ぬれソースせんべい?
・直径約20㎝ 柄が無い?(朽ちた木に2個並んでた。)
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 最後のピークから、下って行く時に見つけた。
こんなん、初めて見ました。とにかくでか~い、ジャンボキノコ達
 名前調べる時間ありません・・・
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ぐやじ~い!

 2013-10-13
2013.10.13(日)晴
 数日へこんでおりました。・・・
あんなに楽しみにしていた、「裏剣の紅葉」。
寄りによって、台風24号直撃コースと被ってしまうなんて、
・・・ガ~ン!大ショック!

 2008.8 M社ツアーで、立山三山縦走~剣岳に参加。当日、室堂に着くや否やまるで天地が裂けんばかりの激しい雷雨。やむなく立山三山縦走は中止となり、雷雨が落ち着いた頃に直接剣沢山荘に向かった。小屋に着いて暫くしてから、その幕開けはあまりにもドラマチックに始まった。
舞台の緞帳が左右に開かれる如く、剣岳に覆われていた厚い雲が少しずつ流れ始め、一服剣・・・前剣・・・本峰・・・と徐々にその雄姿を見せ始めたのだ。初めて目にする剣岳。生まれて初めて山を見て神妙な面持ちになり、畏怖心と共に畏敬の念が心の底より湧きあがった。槍や穂高の時もそれなりの感慨はあったが、これほどまでに強く感じた事はなかった。・・・そして、翌日天気は回復し剣岳に無事登頂。山頂に立ち、四方を見渡していると、ふと目にとまった「北方稜線:この先キケン、一般登山者は入らないでください」の表示、その先に続くギザギザの峰・・・心がときめいた
・・・「いつか行ってみたい」
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このギザギザの峰、そそられます・・・ 2008.8/5
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 2010.9 剣岳北方稜線縦走(ガイドツアー)。初日は滅茶苦茶天気が良く、黒部アルペンルートの要所から北アルプスの峰々の大展望を得、室堂からもルンルンで剣沢山荘に向かった。白馬岳方面に掛かっていた虹も忘れられない。翌日、本番。早朝から大雨。雨の勢いがおさまるのを待ち、出発。どうなる事かと思ったが、山頂を目指すほどに小降りとなり、結果、決行。剣の山頂に着く頃には小雨もいつの間にか止み、憧れの北方稜線をワクワクどきどきの冒険心に満たされながら縦走した。残念ながら展望は今ひとつだった。仙人池に写る裏剣も楽しみだったが、曇っていて願いかなわず。仙人池ヒュッテの名物ばぁちゃん(今は退役)と記念撮影をしたのも思い出の一つ。翌日も大雨で、梯子谷乗越を経て黒部ダムに向かうはずだったが、増水でコース変更し剣沢雪渓を登り、室堂へ向かった。室堂へ着く頃には、雨はあがったが、「今一度天気の良い時に北方稜線を縦走してみたい」「紅葉の時に仙人池に写る裏剣をみてみたい」「そして池の平でゆっくりしたい」・・・。
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 そんなこんなの熱~い思いで3年、待ちに待っていた10/8~の「裏剣~黒部渓谷縦走」・・・だったのに~。
ほんとにぐやじいです! 恋人に振られた心境です。 後から、天気予報を見てみると、台風は出発前の予報より、少しゆっくりめに進み、決行して停滞していれば何とかなったような感じ?家族に引き留められた事もありますが、今年6月以降、くろすけはツキがなく、くろすけの人生始まって以来の大小のアクシデント(山以外で)に遭遇した事でも少し臆病になり、今回の山行へのブレーキになった事も事実ですが・・・
あ~あ、ほんとに残念!ぐやじ~い!

・・・と、 何日か沈んでいましたが、ふと窓辺に目を移すと、
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・マユハケラン(マユハケオモト)・・・ヒガンバナ科
 平べったい花です。雌しべやら雄しべがビッシリ。
 赤い花のもあるそうです。
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 昨年勤務先のショッピングセンターの果物屋さんの店長から頂いた「マユハケラン」がいつのまにか咲いているではありませんか。
びっくり!特別美しい花と言う花ではありませんが、無精もんのくろすけにもかかわらず、健気に咲いてくれた小さな一輪の花に癒されました。・・・ありがとう!珍しい花さん・・・。


 くろすけの「裏剣~黒部渓谷」のレポ待ってた方、ごめんなさい!また1年待つ事になってしまいました。
 あ~ぁ、今から待ち遠し~い!


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金洞山(表妙義)

 2013-10-03
 AE社のツアーで表妙義の金洞山へ行ってきた。
  ※表妙義:(白雲山・金洞山・金鶏山(登山禁止)など)
山の尖がりやギザギザが大好きなくろすけにとって、奇岩怪石の乱立する妙義は、非情に魅力的な存在だ。昨年10月に白雲山をクリアー(AE社ツアー)して以来あっという間に1年経ってしまったが、今回白雲山よりもっと難易度の高い金洞山にチャレンジして来た。

     ※白雲山は、2012.10/5ブログ参照

 表妙義縦走路は、岩稜帯が連続し、こぶ岩・鷹戻し・奥の院の鎖場等で多数の死亡者・重傷等遭難が繰り返し起こっている。その通過の難しさは、北アルプスの大キレットや剣岳の比ではない。特に、他の山系と異なり、岩の性質上スタンス(足がかり)が乏しく、鎖を全力で握り腕力で身体を引き上げる事を強いられる箇所や、ヤセ尾根で両側が共に100m以上切れ落ちているような危険個所がしばしば現れ、腕の力が尽きたり、ほんの一度躓いたりしただけで、命を落とす最悪の帰結につながる・・・Wikipediaより参照

▲2013.10/1(火)雨のち曇時々晴れ

 雨音で目を覚ます。やっぱりキャンセルすればよかったかなぁ
今回の山は危険な鎖場や岩場がてんこ盛りの超デンジャラスゾーンだ。寄りによって雨では危険度が増すばかり。・・・でも、まぁ~行ってみるだけ行ってみるか・・・現地でも大雨ならリーダーも変更とか、中止にするだろう・・・。
土砂降りの雨の中、気が重いが家を出る。

<新宿=関越道=松井田妙義IC=中ノ岳神社…第四石門…中間道…大入場…堀切…女坂分岐…鷹戻し…東岳(1094m)…中ノ岳…中ノ岳神社…もみじの湯…新宿>

 新宿7時出発。参加者は7名(男4人女3人)+ リーダー2名。
途中高坂のSAで休憩をとった時はまだ小雨が降っていたが、北上するごとに雨は止んでいった。
 松井田妙義ICを下り、中之岳神社駐車場9:30到着。
何と天気は曇り・・・降らなければ超ラッキ~!なのだが・・・。
駐車場の目の前には金洞山の荒々しい姿が
・・・見ているだけでも燃えてくる。ワクワク!
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 装備(ハーネス・カラビナ・スリング・ヘルメット)を身に着けていざ出発。
(9:40)中ノ岳神社の傍を通り、石門群登山道へ。
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・昨年は右側の白雲山、今回は左側の金洞山
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まずは、「かにのこてしらべ」から入って行く。
10分程で第4石門到着。よく写真で見る観光スポットだ。
・石門の先に大砲岩(左)とゆるぎ岩(右)
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・一般ハイキングコースの中間道を行く。
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細長い急な鉄製階段を降りて行く。
堀切への分岐で中間道から外れる。
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ゴツゴツ岩を登って行く。
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急斜面を登りきると堀切の鞍部だ。
休憩後、いよいよこれからが本番だ。
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人がやっと通れる幅の岩場や、鎖の付いた斜面をトラバース。
女坂・国民宿舎の分岐を右に見送り、今年起きた土砂崩れ跡などを通過する。
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・大きな岩場を鎖を掴んでヨッコラショ・・・
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長い垂直に近い鉄製梯子をリズミカルに登って行く・・・とその先に待ち受けていたのは、ジャ~ン!「鷹戻し」(鷹も止まれぬ程急峻で戻ってしまうという意味らしい)と呼ばれている本日の大難所の一つ。ほぼ垂直の岩壁に約50mの鎖場。ガイドの立つ更に上まで続くが途中で段になってるようで先が見えない。リーダーがロープの準備してる間景色を楽しむ。
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気が付くと何と~、青空が・・・
取付く大岩壁の右側の先には浅間山始め、近辺の名だたる峰々が
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・上の写真左側の浅間山をアップ
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・手前:裏妙義(烏帽子岩~赤岩~丁須の頭)、後:鼻曲山・浅間隠山など
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振り返ると昨年登った相馬岳(白雲山の一番高い所)1104mが・・・
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・さぁ、いよいよ、ファイト~一発!
カラビナは2本、スリングは60㎝を使用し、ロープと鎖に装着して、瞬時にスタンスを見つけながら、一歩一歩慎重に登って行く。真剣で~す。・・・命かかってますから・・・ ドキドキ!
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登ってる最中に景色を楽しむゆとりなどなく、2番目の鎖を掴みまた慎重に確実にと一歩ずつ・・・。両サイド切れ落ちた行き止まりの尾根に出る。皆が登ってくるまで、この鷹戻しの頭で展望を楽しみながら、昼食を取る。
西岳と星穴岳がいい感じに見えている
・・・う~ん、そそられる~・・・
登山禁止の星穴岳(中央)は鬼の顔とこん棒に譬えられている。
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・白雲山の後ろには
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・浅間山方面、すっかり青空に・・・
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・白骨樹には味わいがある。(この根元で昼食)
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のんびり、まったり意外に休憩時間が長かった。さて、次の下りの鎖場もまたまた大難所のようだ。ルンゼ(急峻な岩溝)の鎖場の終わった所で左岩から右岩にピョ~ンと飛び移り、二段目の中間地点で岩が少々出っぱている所が有り、スタンスが見つけずらい部分があるのだ。約25mの大岩壁。
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このスタンスが見つけずらい部分(出っ張り)が、今回のこの行程中で一番きつかった。スタンスが見つかっても登山靴の先をほんの少し乗せられる程度なので、自身を支えるために腕力と握力が必要とされるのだ。くろすけの体重をこの時程呪ったことはない・・・ (くろすけは、過去に肺の手術をしていて、左脇下をバッサリ切っているので、その関係で左手の握力がちょっと弱い。)それにしても全体重を腕力と握力だけで支えるのは、数秒の事だったが、命も掛かっているしで・・・超必死のドキドキもんだった。
・必死にくらいついた鎖と岩壁・・・ くろすけのも誰かに撮ってもらえばよかったかな。今までの人生で最も真剣な瞬間だっただろうから・・・
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着地した大岩壁の左側は、スパッと切れた大絶壁!ここから下に登山禁止になっている金鶏山が見える。
 低山とは思えない高度感!
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・四ツ又山~鹿岳
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・相馬岳と手前は鷹戻しの頭
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・これから向かう険しい尾根。左側中央辺りにこぶ岩が見える。
その先は中ノ岳(1094m)で、右が西岳?
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・後から調べたらどうやらここが東岳山頂のようです。
 両サイド切れ落ちたピーク。超スリリング・・・ゾクゾク!
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・航空母艦のような特徴ある荒船山は遠くからでもはっきりわかる
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左写真(中央)のこぶ岩。そこの鎖場を超えて行く。
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中ノ岳山頂(15:13)到着。360度の大展望。自宅を出る時は土砂降りの雨だったのに、今ここは青空まで広がっている。そして無風。天気が良くても風が強かったら、立って居られない場所だ。
あらためて山と天の神様に感謝!
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休憩後、下山に掛かる。垂直に近いような大岩壁を鎖で約25m位下る。スタンスが割としっかりしていて下りやすかった。
・最後の難所を上から見た所
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・下から見上げた所
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下りてく途中で、バスの待っている駐車場(中央)を写す。
低山とは思えない高度感!
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下山道でも迷うところがあったが、中ノ岳神社への分岐にもスムーズに来れ、あとはひたすら下るのみ。
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巨大岩の間をすり抜け、ゴツゴツ石のガレ場を通り過ぎると、整備された丸太の階段や登山道となる。
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巨岩が屋根に重なった中ノ岳神社から、急な石段を下りると、左高台に大きな金色の大黒様が立っていた。周りの風景とミスマッチのような気がするが、これはくろすけだけの印象なのだろうか。
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駐車場に16:47到着。難関のデンジャラスゾーンを全員無事故でクリア~!満足満足!リーダーのお二人に感謝!そしても一度、山の神様と天の神様に感謝!帰路「もみじの湯」で汗を流し、新宿には20:25到着。電車は通勤ラッシュに出くわしたが、うまい具合に座れてラッキ~。自宅に着く頃に霧雨が降り出したが、本番が済んでしまえば、何だか逆に心地良かった。

・金洞山(左)と白雲山のシルエット・・・もみじの湯駐車場から
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<おまけ>
危険な山姥につき、近づくべからず・・・
中ノ岳山頂にて(祠の反対側の大岩の上)
〇〇は高い所が大好き!(後ろは断崖絶壁)
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 機会があれば、今度は紅葉真っ盛りの頃に白雲山~金洞山と繋げて縦走したい。ツアーは写真撮影など制限若しくは禁止されるので、ここぞと言う所で色んな写真を撮りたいくろすけにはやっぱ個人の方が向いているといつも思う。でも、同じ趣味志向の人がいたら是非ご一緒も楽しくっていいだろうなぁ・・・(しみじみ)。
金洞山は、確かにデンジャラスゾーンばかりだが、岩場が大好きで岩に慣れてる人なら、勿論油断大敵は必須ではあるが慎重なる登攀で問題なくクリアーできると思った。
     ※注:あくまでも個人の感想です。
 元気で体力のあるうちに憧れの尖がりギザギザに少しでもチャレンジしておきたいくろすけで~す。
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