聖岳~光岳縦走(南アルプス)1日目~2日目

 2014-08-11
「聖(ひじり)岳・光(てかり)岳」。。。
何やら神の降り立つ地の様な神々しを感じさせる山名。
いったいどんな山なのだろう・・・ずっと気になる存在の山であった。

 昨年8月末縦走予定していたが、体調を崩し行きそびれ、今年こそはと、あらためて計画を練っていた。コースは、易老渡側から入・下山する周回コースが一番いいように思われるが、バスの便がなく、往復タクシーなんて贅沢はできず(夫に5日間も車を借りる訳にもいかず) 、やむなく椹島から入山し聖岳~光岳~易老渡へと下山するコースを選択した。山は静岡県葵区と長野県飯田市の境界にあるため、天気予報も微妙だ。取りあえず、出発前日の予報では3日目~4日目に雨マークが入っていて、少々気になるところ・・・ いつものように慌ただしいなか、好天を願いながら 決行日を迎えた。

2014.7/29(火)晴  単独 
自宅~東京駅8:03(新幹線ひかり463号)-9:06静岡駅9:50(バス:しずてつジャストライン)-13:25畑薙夏期臨時駐車場14:00(バス:東海フォレスト)-15:05椹島ロッジ(泊)

 珍しくの出発だ。
今日は登山口まで移動の日。新幹線~バスを2回程乗り継ぎ(約4時間)山深き南アルプス南部の登山基地:椹島ロッジまでやって来た。
椹島ロッジは、2009.8/3~8/7 赤石岳~荒川三山(M社ツアー)の時に来て以来だ。5年前のあの時は、東海フォレストのバスに乗り換えてからの約1時間が、物凄い悪路でビックリした記憶があったが、その後のくろすけの悪路慣れのせいか、でこぼこ道や土ぼこりがひどい位では驚く事もなくなっていた。ロッジの敷地内にヤマユリの花が満開だった事も思い出し、その場所に行ってみたが、ヤマユリは影も形もなかった。残念!

施設利用券3000円をバス乗車時に購入するが、宿泊代精算時にこの分を引いてくれる。
 NO.001448がすべてを語る(語呂合わせで14年(2014)は幸せ)・・・と、勝手に解釈するくろすけ
見~っけ!こんなん大好き石ころアート ・・・レストハウス内売店にて
 くろすけは、形の面白い石や、特に色・模様の美しい天然石に魅かれます・・・
P7290001+(2)_convert_20140806165025.jpg P7290006+(2)_convert_20140807155818.jpg P7290007+(2)_convert_20140807155828.jpg
・変わってなかった芝生の広場、そして端の方にはネジバナ群生が・・・この写真ではよく見えないですね
P7290012_convert_20140807044419.jpg P7290011_convert_20140807044443.jpg
敷地内の白籏史郎写真館や水辺の広場(河原)などで、夕食(17:00)までの時間をつぶす。
食堂で30人位の人達と夕食後、入浴(運よく一人)し、別棟の旧クラブハウス内(男女相部屋)にて、明日の予定を確認しながら寛ぐ。19:30する事もないので床に就く。(男性4人女性はくろすけ一人だけだったが、部屋が広くゆとり有りだったので特に問題なし)・・・  
いつものように今晩も眠れず、夜中外に出ると真っ暗闇に満天の星空だった。久し振りに夜空にみっしりと詰まった星々を見た。明日は良い天気に違いない・・・ 


2014.7/30(水)晴 単独
椹島ロッジ4:05…聖沢登山口…5:35出会所小屋跡…6:26聖沢吊橋6:50…7:50造林小屋跡…乗越…9:18吊橋…岩頭滝見台…11:54聖平小屋(泊)

 3:30起床。炊事場で簡単に卵スープとキウイで小腹を満たし4:05出発。まだ真っ暗なので、ヘッドランプを着け歩いて50分程の登山口まで向かう。
椹島ロッジから、送迎用のバス(宿泊者無料)で聖沢登山口(6:30出発6:40着)まで行くこともできるが、夏は涼しい内に少しでも早く行動したいタイプなので、敢えてバスは利用せず。
まだ薄暗い中に赤石岳の鋭鋒がシルエットで見えた。もう一度登りたい山だ。・・・この時間歩いてる人は誰もいなかったが、登山口に着く(4:52)頃にはすっかり明るくなり、ほっとする。
 登山口4:58出発、杉や桧の薄暗い林を登って行くがいきなりの急登だ。小さな崖地をトラバースし、道が平坦になり倒木が目に入るとそこが出会所小屋跡だった。
P7300019_convert_20140808083545.jpg P7300020_convert_20140808083600.jpg P7300021_convert_20140808083618.jpg
幾つもの柵や鉄橋を渡りながら、植林地帯をトラバースして行く。
P7300023_convert_20140808083637.jpg P7300030_convert_20140808083655.jpg P7300041_convert_20140808083809.jpg
ゆらゆら揺れる聖沢吊橋を6:26通過。下は、勢いよく川の水が流れている。こんなんは、冒険的で楽しいなぁ・・・気持ちの良い所なのでここで朝食タイム。そして、スタート時から気になっていた踵の痛みを、靴を脱いで点検・・・んぎゃぁ!何と両踵に靴擦れができているではないか・・・こりゃ大変と、皮が破れたりしないように、バンドエイドで補強。(こっ、これは靴擦れで泣いた2011.7 の飯豊連峰縦走を彷彿とさせる・・・嫌な予感)靴は一番大事といつも奮発して、足もきちんと計測して合うものを選び、試し履きもしていたはずだったのに・・・でも、よく考えるとこの靴は、昨年2月に購入し一度雪山に履いたっきり(何んの違和感もなくすこぶる調子が良かった。)の靴だった。飯豊の靴は、3回ほど微調整してもらい、インソールをスーパーフィートに変えたりして、6~7時間は、持つようになっていたので、ついもったいないとこちらばかり履いていたのだ。今回ロングの縦走なので・・・と、つい1度きりの快適さを信じ新しい靴を選んでしまったのが・・・大間違いのもと、浅はかでした。飯豊の事を思えば、数か月前から再度試し履きすべきでした・・・と猛省したのでありますが・・・スタートしたばかりでこんなですから、これからの縦走を思うと・・・ とにかくケアしながら、頑張るかぁ・・・ 
あれやこれやしてる内に、単独の女性が追い越して行った。吊り橋の袂からもかなりの急登が待っていた。踵の靴擦れには致命的な傾斜だ。 ブナの巨木が混じる林や尾根筋の急登をヒィ~ヒィ~言いながら登って行く。造林小屋跡7:50通過。
P7300044_convert_20140808102531.jpg P7300046_convert_20140808102547.jpg P7300048_convert_20140808102653.jpg
大きな松の木の根の張り出した所に出た8:41。乗越だろうか。(小休止)樹林越しに山が見えるが、聖岳?・・・
苔むした岩や倒木の間を水が小さな滝のように流れている。水場のようだ。9:00
P7300053_convert_20140808102947.jpg P7300056+(2)_convert_20140808103002.jpg
気持ちの良い林を行く。遠くに聖沢大滝が見える。直ぐに激登、 岩まじり荒れた登山道の急下降。
P7300059_convert_20140808084259.jpg P7300060+(2)_convert_20140808084316.jpg P7300061_convert_20140808084356.jpg
第2の吊橋にやって来た。こちらは、最初の吊橋より、板切れが傷んでるし抜けてるし粗いしで超スリリング!
P7300062_convert_20140808104404.jpg P7300063_convert_20140808104439.jpg
ロープの張られた崖地をトラバースすると、また水場のようだ。カイタカラコウやトリカブトの花の間を冷たい水が流れている。カンカン照りの涸沢を2本トラバースし、また山へ取付く。お花畑と地図上には出ているが、乾ききった登山道の足元には、イブキジャコウソウのみが咲いていた。
P7300065_convert_20140808090522.jpg P7300069_convert_20140808090550.jpg P7300072+(2)_convert_20140808091038.jpg
展望が開け聖岳? アップダウンを繰り返し、小さな丸太橋も幾つか渡り、進んで行く。
P7300076_convert_20140808091111.jpg P7300077_convert_20140808105616.jpg P7300085_convert_20140808091149.jpg 
見晴らしの良い岩場に出た。(岩頭滝見台)断崖の下に流れる清流。右の写真中央より右当りに男性が居る。
登山道から離れているが釣り人なのだろうか・・・。
P7300090+(2)_convert_20140808110129.jpg P7300092+(2)_convert_20140808110147.jpg
・オサバグサ                ・ニリンソウ               ・ゴゼンタチバナ
P7300081+(2)_convert_20140808091217.jpg P7300088+(2)_convert_20140808091303.jpg P7300083+(2)_convert_20140808091235.jpg
林の中を心地良い風が吹き抜ける。足は益々痛くなってきていたが、頑張るしかない。滅多に使わないストックも今回は大活躍。助かる・・・ 沢に向かって降りて行くと、台風の爪痕なのだろうか、薙ぎ倒された木々が沢を覆い尽くしている。まるで木々の墓場のようだ。沢を横切り、また軽く登り返して下って行く。小さな橋を渡り、明るいシラビソの樹林帯に入って行く。
P7300096_convert_20140808110729.jpg P7300097_convert_20140808110748.jpg P7300104_convert_20140808110817.jpg
何気に沢沿いの方に(左側)目をやると、ピンクの花が目に飛び込んできた。
P7300113+(2)_convert_20140808110935.jpg
・イブキジャコウソウ                      ・ミヤママンネングサ
P7300105_convert_20140808111721.jpg P7300109+(2)_convert_20140808111738.jpg
・ミヤマミミナグサ
P7300110+(2)_convert_20140808111807.jpg
小さなお花畑を楽しみ、シラビソノ樹林を抜け、2つ目の橋を渡る。赤石山系らしく、清流に赤石が映えて美しい。
水をすくって飲んでみる・・・美味~い、南アルプスの水!  
P7300114_convert_20140808161159.jpg P7300115_convert_20140808112849.jpg P7300116+(3)_convert_20140808160456.jpg
河原には、クルマユリ、トリカブトなどがぽつんぽつんと・・・。         3つ目の小さな橋を渡ると・・・
P7300118+(2)_convert_20140808112909.jpg P7300122+(2)_convert_20140808112930.jpg P7300124_convert_20140808161241.jpg
登山道の両サイドはふかふかの草原だ!こんな所で昼寝したいなぁ・・・  そして、4つ目の橋を渡ると・・・
P7300125+(2)_convert_20140808113338.jpg P7300128+(3)_convert_20140808113559.jpg P7300129_convert_20140808113634.jpg
聖平小屋が見えてきた~・・・。WELCOMのフルーツポンチが・・・しみいります・・・身体中に…ハートに・・・
P7300130+(2)_convert_20140808162408.jpg P7310231+(2)_convert_20140808162423.jpg P7300131_convert_20140808114115.jpg
小屋到着11:54が、やはり靴擦れの痛みのせいで予定より遅れたので、「天候が良く時間的・身体的にゆとりがあったら聖岳まで行っておこう」…なんて計画は当然のことながらおじゃんになった。受付で手続きを済ませ、ふらりと散歩に出て昼食をとる事にした。
小屋から抜けると直ぐに木道となり、立ち枯れの木の先に、分岐が見えた。明日のコースの山々も見える。
・分岐に向かう途中から・・・上河内岳             ・アングルを変えて・・・南岳~上河内岳
P7300132_convert_20140808114758.jpg P7300140_convert_20140808114824.jpg
・振り返ると、小聖岳と聖岳が・・・。
P7300133_convert_20140808114717.jpg
昼食中に、聖岳にかかる雲は段々取れなくなり、夕方にはすっかりガスってしまった。今日11時に小屋に到着してすぐ聖岳目指した方の話でも山頂では展望は得られなかったとのことなので無理して行かなくて良かったと思った。
鹿の食害で、この付近の花は食い荒らされ、只今復帰をかけてネットなどで保護しているんんだとか・・・ニッコウキスゲも多かったらしいのだが、やっと3輪ほど咲いていただけだった。
・ちょっとさみしいお花畑・・・オトギリソウ
P7300139+(2)_convert_20140808115127.jpg

夕食は5時過ぎ。その後足のケアをするが、両踵は残念ながら水ぶくれになっていて今にも破れそうな感じだ。熱っぽく、触れればぎゃぁ~痛い!バンドエイドは患部よりはがれ、ずれたり取れたりしていた。バンドエイドの上から更にテーピングすればよいのだろうが、持参してなかった。調度4枚残っていたバンドエイドでしっかりと補強する。明日は今回の縦走の中で一番長い行程だ。歩き方も工夫して頑張るしかない・・・こんな事で戻る訳にはいかないですもの・・・

 小屋では、くろすけの両サイドは横浜と山形からのそれぞれ単独女性。山形から来ていた方は、今日で縦走8日目とかでそれも両足にギブスを装着しての歩行というスンゴイ人で、明日は光岳小屋まで行くとの事。横浜からの方は、聖沢吊橋の袂でくろすけを抜いて行った方で、今日聖岳まで往復してしまったという健脚者であった。スンゴイ方々に挟まれて20:00ご就寝。・・・・今晩も相変わらずの寝つきの悪さで~す。・・・夜中外に出てみると今宵も満天の星空。昨日より見える範囲が広いので、遍く銀河の美しさに暫し酔いしれました。  

          -3日目へ続く-


※訪問して下さる有難く貴重な皆様へ
 パソコンを買ってまだ1年位なのに不調となり、5日ほど使用できない状態でいた。昨日娘に「リフレッシュする」とかいう操作をしてもらいやっと使用できるようになった。OA器機にめっぽう弱いくろすけ情けないです。すっかり記事のアップが遅くなってしまいましたので、コメントは最終日5日目の記事アップが終了してからまとめて頂きます。よろしくお願い致します。
<m(_ _)m>

スポンサーサイト
カテゴリ :登山:南アルプス トラックバック(0) コメント(-)
タグ :
トラックバック
トラックバックURL:

http://makkurokurosuke163.blog.fc2.com/tb.php/144-2ef07e1d

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫