爺ヶ岳~針ノ木岳~蓮華岳~七倉岳縦走②

 2012-09-07
▲2012.7/31(火)晴れ単独
<新越山荘4:18―4:55鳴沢岳5:35―6:30赤沢岳6:41―8:59スバリ岳9:20―10:15針ノ木岳11:30―12:15針ノ木小屋(泊)※休憩含>

 朝3時半起床。起きたばっかりは、まだ真っ暗でガスッており、ご来光をどうしようか迷った。が、朝食を取り準備している間にガスが取れてきた。そしてうっすらと明るくなった山荘の前には昨日見えなかった針ノ木岳と蓮華岳の迫力あるシルエットが・・・こりゃぁ行かねば~・・・山での大きな楽しみのひとつであるサンライズとサンセット、この厳かな儀式のなかでくろすけはいつもたっぷりと精気が充電され、甦生されるのだ。予定より15分ほど遅れ鳴沢岳に向け出発。どうやらくろすけが山荘を一番に出たようだ。4時を過ぎるとヘッドランプをつけなくても登山道は充分わかる。朝露も今日は降りていなくて足元が助かる。山頂までは約1時間、5時少し前のご来光には是非間に合いたい・・そう思うと遅れた分を取り戻そうとつい急ぎ足になってしまう。「慎重に、慎重に」と自分に言い聞かせながら落石注意の急な岩場を登って行く・・・と、山頂手前でワォ~!剣岳と立山連峰が目の前に飛び込んできた。昨日見えなかった峰峰だけに興奮ひとしきり・・・そしてベストなタイミングで鳴沢岳山頂で~す。
 山頂からは、360度の大展望。夜明け前の刻々と変わりゆくセレモニー。北アルプスの峰々が漆黒のベールを剥がされ眠りから覚めていく。自然の創り上げる荘厳で美しい舞台。感動でいっぱいです・・・少し遅れて部屋で一緒だった若い女の子、また少し遅れて中年の男の人が上がってきた。それぞれがご来光の瞬間に立ち会えて良かった。そしていつもそうなのだが、自分が登攀してきた峰峰が確認できると、様々な思い出が走馬灯のようにかけめぐり、これまた別の感慨が湧いてくるのだ。

△夜明け前(旭岳~白馬三山~唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳)
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△ご来光後、峰峰のアップ(旭岳~がよりはっきりです)
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△ご来光        △鳴沢岳頂上2641m バックは立山連峰~剣岳
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△モルゲンロートに染まる剣岳
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 この山頂の位置からは、針の木岳と蓮華岳の間には穂高連邦、蓮華岳の左には富士山の左端も見えました。
今日は時間にゆとりがあるので、感動に浸ったままつい山頂でゆっくりしてしまい、次の赤沢岳への出発は後から来た二人より遅くなってしまった。5:35出発
 礫を踏み小さく上下しながら約1時間進むと赤沢岳6:30着。ここにきて初めて真っ青な水を貯えた黒部湖が見えた。昨日登った爺ヶ岳の稜線もはっきりと確認できる。ここでは10分ほど休憩して、次のスバリ岳へ向かう6:41
くろすけ絶好調!ルンルンで~す。

△赤沢岳山頂2677・8m    ・黒部湖と(左)赤牛岳~(中央)薬師岳
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 赤沢岳からの下りは比較的ゆるやかだが、鞍部からの登り返しに至ってきつい岩稜の道となる。
陽射しも段々強くなり、日陰もないが、谷川岳の時と違って標高が高いせいか稜線上は暑くても涼やかだ。途中で小休止し、エネルギー補給。花の写真を撮り、展望を楽しみながら歩を進める。チシマギキョウの花を撮っている時、ふと見上げた岩場に雷鳥発見!シャッターを切った瞬間飛び立った。飛んでいる雷鳥を見るのは今年になって2度目だ(前回は白馬岳)。それまで雷鳥が飛んでいるところなんてのは見たことがなかったので、これってラッキーなこと?・・鳥なので飛ぶのは当たり前なのですが・・・
 ・ミヤマムラサキ           ・チシマギキョウ
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 目の前に荒々しいスバリ岳が現れる。オ~、なんか凄そうだ、頑張らねば~。ピンクのタカネバラや岩場にはミヤマムラサキ、タカネツメクサなども咲いている登山道を汗をふきふき、エッチラオッチラと登って行く・・・気がつけば、左に八ヶ岳、右に南アルプスに挟まれた富士山が針ノ木岳と蓮華岳のド真ん中に見えるではないか・・・いやぁ~最高のビューポイント、素晴らしいロケーションです!

△富士山/針ノ木岳と蓮華岳の鞍部に針ノ木小屋(中央)/針ノ木雪渓
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 スバリ岳山頂に8:59着。変わらぬ360度の大展望を満喫し、本日メインの針ノ木岳に向かう9:20
△スバリ岳2752m
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 スバリ岳からの下りはザラついて滑りやすい。盛りの過ぎたコマクサを見ながら、岩稜帯をを行く。マヤクボノコルからは、一層傾斜もきつくなりガレ場を落石をおこさぬよ神経を使いながら、高山植物の花々に励まされながら一歩一歩登って行く。そして・・・ヤッタァ~!針の木岳山頂10:15着。今朝からのルートを目で追いながら感動もひとしおだ。ここまではすれ違う人も3組と非常に少なく雄大な峰峰に囲まれながらホントに静かな山旅を楽しむことができた。お腹もすいたので相変わらずの好展望のもと昼食をとる。山でくろすけは粗食だが、この景色が最高のご馳走だ!
・シコタンソウ           ・オダマキ
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△針の木岳山頂手前にて       ・タカネシオガマ
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△針ノ木岳山頂2820.6m クロスケの右に槍穂高連邦
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△薬師岳            △槍・穂高連邦
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 山頂で1時間15分ほど休憩してる間に雲も多くなり少しガスが上がってきた。少し早いが、本日の宿泊地針ノ木峠にある針ノ木小屋に向かう事にした。11:30
時間はたっぷりあるので、花や景色を楽しみながら滑りやすいザレ場をゆっくりと下った。残雪の回りには、シナノキンバイやチングルマが咲いていた。針ノ木小屋12:15着。小屋前のベンチには針ノ木雪渓から登ってきた人達が思い思いにくつろいでいた。
・チングルマ          ・針ノ木小屋
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到着時小屋前は残念ながらガスッテいて展望なし。受付で手続きを済ませ部屋でゆっくりすることに。
4時過ぎるとガスがとれ、小屋前には槍・穂高連邦を中心に北アルプスの峰々がはっきり、くっきりと・・・嬉し~い!明日向かう七倉岳方面は目の前により近くに迫っており、峰々の険しさをあらためて確認した。
小屋の裏側(雪渓側)に回ってみると、今朝出てきた新越荘がはるか遠くに確認できた。
部屋で隣になった単独の女の人は、話をきいているうちに同じバスに乗ってきた事がわかった。一つ手前のバス停で降り、くろすけとは反対のコースで縦走するとの事。ここまでの登りでのきつかった事などを話して聞かせてくれた。5時半夕食、8時就寝。明日も天気はいいはず・・・蓮華岳のコマクサが楽しみだ~



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