2015北アルプス:常念山脈縦走その①(白沢三俣~餓鬼岳)

 2015-08-08
 北アルプス「餓鬼岳」はその名前から以前から気になっていた存在、行くんだったら秋、そしてテントソロデビューするなら「蝶ケ岳」、初冬の頃に・・・とそれぞれの思いがあった・・・テントは夫と山を歩いてる頃は、くろすけが日の出・日の入りや星を見るのが大好きなので、日帰りで済むような山もわざわざテント泊などして楽しんでいた・・・そして一度はソロでやってみたかった・・・槍穂高連峰を眼前にして・・・ソロテントでのお泊り・・・(テントは2011夏に購入準備は整えていたのだが、なかなか腰が上がらず・・・)

 今夏は沢で燃えたいと思っていたが、そうそうくろすけの思う通りにはいかないようで、沢の予定が入って来ないことがわかったので、急遽2つの山をこの際繋いで登ってしまおうと慌ただしく計画した。どっちから入山するかでちと迷ったが、縦走タイムがほんのちょっと短くなる(20分程)事と帰りのバス停が温泉前と言う事が決めてとなり、餓鬼岳からの入山とした・・・


さぁ、今年は北アルプス:常念山脈縦走!
  <餓鬼岳~燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ケ岳>
  どんな未知との遭遇が待ってるかな・・・いざ出発!!


▲2015.7/28(火)
 仕事を終え、吹っ飛んで家に帰る。新宿高速バスターミナル23時発の夜行バス(さわやか信州号)の便はすでに満席で取れなかったので、18:00発のバスとなる。台風12号は熱帯低気圧に変わり、山に影響はなくなったようで一安心・・・が、高速の途中で雨に降られビックリ!・・・おいおいと思ったがほんの一時だったので・・・今晩は駅から2~3分の旅館竹乃屋で素泊まり。とても感じの良い対応で、お風呂に入り、荷物整理し直して24時30分過ぎご就寝・・・ あ~ぁ、毎日バタバタ慌ただしく身体を休める暇もなく、明日は一気に1600m以上も登らなければならないが大丈夫だろうか・・・ まっとにかくソロなんだからマイペースで楽しみながら登ろう・・・ 

2015.7/29(水)晴時々曇 単独 山渓コースタイム7H05

<タクシー(20分)~白沢三股登山口~紅葉の滝~魚止ノ滝~大凪山~百曲り入口~餓鬼岳(餓鬼岳小屋泊)

 4:30旅館前から予約しておいたタクシーで約20分程で白沢三股登山口へ。(標高993m)
簡単な朝食を取り、登山届を提出しいよいよ5:07出発!林道終点より登山道へ。沢に架かる木橋を渡る。
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くろすけが出発時に到着した単独男性に追い抜かれる。小屋泊りのようで身軽でひょいひょいと・・・羨まし!
沢を眼下に見下ろす・・・苔むした倒木に着生したシダ類がいい感じ・・・緩く下り渡渉・・・
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橋を渡る・・・沢の水は少ないがきれいだ・・・森も所々に巨木が登場しいい雰囲気・・・
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木の梯子を登ったり、ネットで養生された木道などと結構整備された登山道を行く・・・ヤマアジサイの水色が本日の空色・・・ 脳裏をよぎったポールモーリアの「恋は水色」 をハミングしながら歩く・・・古っ!  
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岩々な感じにもなってきて・・・紅葉の滝(標高1150m)と言うところに出たが、木々で隠れてチラッとしか見えず・・・
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紅葉の滝をチラ見しながら、左岩壁の鎖に沿った、木の階段状を登る・・・右眼下には柱状節理の谷が・・・
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チョロチョを渡ったり・・・・断崖をへつったり・・・またまた木の階段を登ったり下りたり、沢に架かる木橋を渡ったり・・・
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おっ、大きなスラブ状の岩が登場して来た・・・なんかいい感じの所だ・・・ ※クリックで各拡大可
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大岩にヤマアジサイがいい感じで寄り添っている・・・※クリックで拡大可
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○印に沿って沢を詰めて行くと・・・オ~、魚止ノ滝 6:45 (小休止10分)
この辺りまではゆっくりめではあるがほぼ順調・・・
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滝の下まで一瞬行って見たいと思ったが、今日は先が長いので迷いもせず諦め、花々の咲き乱れる登山道に取付く
なんて急登なんだ、それに滑りやすいし・・・    ・途中から魚止ノ滝の上部を見収める・・・クリックで拡大可
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シモツケや大好きなソバナの花が元気づけてくれる・・・急なのでロープが有り助かる・・・最後の水場かも・・・と勘違いして水を補給・・・まだ先にもありました・・・
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・鉄梯子の掛かった急斜面を下りるとまたまた沢に・・・             ・岩に取り付けられた木の階段を登る
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・木の階段を登り詰めた所からの風景・・・
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沢を進み二股は右に○印を追って・・・次々と出てくる木の梯子を登って沢を詰めて行く・・・※右拡大可
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・7:22 山側に取付く・・・         ・木橋を渡る
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出発したばかりは睡眠不足も物ともせず、快調な滑り出し・・・自分でもお~絶好調!などと思っていたが、やっぱり現実は厳しい・・・日頃の蓄積された疲労が段々ボディーブローのように効いてきて、まだまだこれからが本番と言うのに・・・少し進んでは立休憩を繰り返すようになった・・・が、幸いなことに足が痛くなっていない(昨年の聖岳~光岳縦走時には靴擦れで泣いた)・・・ザックが重いのでいつものように歩けないのはわかっていたが・・・テント泊にしなければよかった・・・なんて自分を呪いながら・・・それでも悲愴感はなく・・・何か目に見えぬものに支えられ気力を振り絞って登って行く・・・・・・単純にドMかもです・・・
・鎖場                   ・ゴツゴツ岩の登山道          ・木の根っこ絡む登山道
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・ガレ場、ウロコ上の巨大岩々横など通り抜け・・・ヒ~コラ ・・・やっと、大凪山2079mだ。10:08着
樹林帯で展望無しだが、小腹が空いたのでここで15分ほど休憩。
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大凪山より、餓鬼岳小屋まではまだ地図上で3時間以上・・・樹林帯にも日が差せばやはり暑い、が今日はうまい具合に時々ガスってくれ助かる。        ・崖地をトラバースしたり・・・
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・道の真ん中にひょっこり、ギンリョウソウ                    ・人が通らなければ藪になりそう・・・  
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雪の重みで曲がってしまったダケカンバなどを跨ぎながら・・・突然12:12 百曲り入口が ・・・。
どんなに大変な急カーブが続くのかと思っていたら、急な登りの部分は少しだった・・・
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お花畑となった斜面にはクルマユリやらコバイケソウなどの花達が・・・ガスっているので幻想的です・・・
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小屋まで30分、15分の表示が出て来て「もう少しだ」と元気づけられる・・・ウサギギクが可愛い!
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こんなに曲がってしまった木の横を通り過ぎると間もなくに赤い屋根が見え、餓鬼岳小屋に13:29到着。休憩を含め8時間22分。よく頑張りました。 通常の荷物ならコースタイムで休憩も含んで歩けているのに、負荷がかかると如何に弱い自分なのかよくわかる。でも予想していた通りのタイムで大幅に遅れる事はなかったので取りあえず  お天気はそれなりに良さげだったので、お昼を食べてから山頂に行く事にした。道中でGETした沢の美味しい水で大好きなマルタイラーメンを作って食べたが、激まずてビックリ!身体が疲れ切っていたのだろうか・・・お口直しにミルクティーとゼリーで復活!・・・
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・小屋の展望台より餓鬼岳を望む  ※クリックで拡大可     ・小屋から5分程で餓鬼岳山頂2647.2m
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・山頂からの展望・・・・唐沢岳方面(もう1日休みが取れれば行って見たかったなぁ)と明日向かうケンズリ方面への稜線(右)
 生憎ガスってしまって遠望効かず残念!     ※各拡大可
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ブロッケン現象が何度も起きたが、残念ながら光りが弱すぎ微かにしか見えません。餓鬼岳山頂・展望台付近のコマクサももう終盤。 那須の流石山と同じくこちらもトンボがいっぱい空に飛んでいた・・・
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夕食17:00小屋名物の「ちらし寿司」・・・評判通り、美味しい!・・・
んっ!小屋で食事?・・・もしかして小屋泊まり・・・ そうなんです。テント泊のつもりでしたが・・・来る途中で遠雷を聞いてたり、もしかしたら夜雨が少し降るかもしれない・・・なんて小屋の人から聞いてしまったので・・・ちょと揺れ、軟弱にも小屋泊まりに決定・・・明日早いし、撤収で時間かけたくないし・・・とか理由つけて・・・苦労してザックで背負ってきたものはなんだったのでしょう・・・ まっ、いいか、負担を減らして体力温存ということにしよう・・・
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小屋泊まりは15人もいなかったような・・・。ほとんどが燕岳から来た人で、明日は東山乗越に戻り中房温泉に下る人が多く、白沢三股に下る人は少ないようだ。
本日出会った人上りで単独男性3人、下り3組(4人グループ、単独男性2人)・・・と平日のせいなのか、メジャーでない山のせいなのか?・・・少なし・・・その分静かな山旅楽しめました・・・でも、やっぱ一気に1600mはきつかったなぁ・・・
明日は、今回の計画の中で一番の長丁場・・・どうなる事やら・・・とにかく少しでも眠らなくっちゃ・・・下界では熱帯夜が続いてるというのに、 小屋では毛布に掛布団で調度いいんだとか・・・  


その②へ続く・・・近日中、何とか頑張ります!



※相変わらず更新が遅くって・・・m(__)m
山から帰ってきたら食欲旺盛で参りました・・・少しは痩せて沢向きスタイルになれるかと思っていたのに・・・取りあえず夏バテせず頑張ってま~す・・・
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