奥多摩/後山川:塩沢甚助窪

 2016-07-07
S字ゴルジュの大岩を越えて行く
ふと足元に白い椿
夏椿(沙羅)だ! 
まぶしいほどの白さに
生への執着と熱情を見る
一日花の潔さと儚さ
切ないまでに美しき終止符

何かドラマチックな瞬時の出会いでした・・・もしかしたら沢の神様の心憎い演出だったかも・・・
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くろすけの小さな沢物語に永遠に記された夏椿・・・
花言葉: 愛らしさ 愛らしい人 はかない美しさ 哀愁
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                  くろすけは白・紫系の花に特に魅かれます。

 沢の計画(会越国境叶津川木ノ根沢)が現地のお天気が悪く転進となった。首都圏なら良さげということで、奥多摩の「後山川・塩沢甚助窪」に決まった。調べてみるとどうも雲取山の近くの沢のようだ。

2016.7/2(土)曇時々晴

<メンバー同好会S:Nリーダー&くろすけ>
    ※写真は全てクリックで拡大可
 中野より快速ホリデーおくたま1号に乗車し奥多摩駅8:21着。登山者であふれる駅前バス停は臨時便が出るほどだったが、少し遅れる程度で何とか予定通り乗車(丹波行き8:35)… バスに35分ほど揺られお祭りで下車
・入渓先の塩沢橋まで1時間20分程テクテク歩く・・・ ・橋の袂で装備を整え11:00いざ出発!
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・入渓後、Nリーダー、まずは沢の女神にごあいさつ・・・ ・苔むした岩や樹木の相もいい感じ・・・
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・最初の3m滝は右を行く。                   ・続く10m斜め滝は右の岩窪から登る
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・ルンルンでありま~す!・・・
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スポットライトを浴びたように輝いていた4m滝、何気に難し?・・・ここは左壁を10m位登り巻き、落ち葉の急斜面を木の根や蔓に捕まって下りる・・・スリリングではありますが、くろすけは結構こんなのが好きなのであります・・・
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・ 
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                        ・深い釡を持つ滝は下の※写真(3枚)のように進む
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※釜の右手前から斜面を進み張られたロープを利用してトラバース…アクロバティック! 拡大するとよりリアル
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・ルンルンで・・・
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・ワォ~、稲妻ライン・・・
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・荒れた倒木地帯、倒木を跨いだり潜ったり・・・      ・S字ゴルジュは大岩ゴロンゴロン・・・
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①おっ、奥の方に滝が見えて来た・・・                       ②
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幅広5m滝・・・左から取付くが滑りやすく、先に空身で登ったリーダーが繋いだスリングでザックを一つづつ引き上げ、その後くろすけもロープ出してもらい超ドキドキで這い上がる・・・ ここが一番緊張したところでした・・・
お泊り装備の重いザックを背負っての滝の登攀は、山の縦走でのアップダウウンを歩くのとはわけが違って大変!・・・体力だけではなくバランス力も更に必須だ。
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・ 
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・中央に大岩のある2条2段の滝にやって来た 14:45  大岩の存在が面白い!
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・ここは割と難なく登って行けま~す・・・            ・大岩の右側、倒木を潜る・・・
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・1065m奥甚助窪を左に見やり、ナメが登場・・・
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・巨樹の枯れ姿がイマジネーションをかきたてます・・・
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・おっ、また先の方に滝が見えて来たぞ・・・        ・2段10mの滝は巻く(下の写真3枚)
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①落ち葉の急斜面        ②激急斜面をトラバース…ヒヤヒヤ ! ③落ち口に出る…ドキドキ!
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・ありゃ、また奥の方に滝だぞ・・・                  ・15m滝…この滝も巻く(下写真2枚)
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①上から滝を覗く・・・                          ②易しい巻きで・・・
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・15:45 崩壊した小屋が左側に見えた。今日はこの辺り(標高1200m)をねぐらとするとの事で、場所探し。
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小屋とは反対側を少し登った所のワサビ田跡が中々良さげだったので整地しリーダーがタープを張る。(くろすけ、ちょっとだけお手伝い。プルージック忘れないよう時々練習しま~す。)タープの下を数段下れば天然掛け流しのジャンボシンク付き(+ワサビ付き)とベストな環境・・・ たき火も薪はふんだんにあり困らず。 沢を背にした真正面が西空のようだ・・・薄雲りの下で白い太陽は徐々に沈み、薄茜色に雲が焼けるのを眺めながら今宵宴の準備。今日はくろすけの食頭デビューというくろすけの山人生始まって以来の画期的な?日・・・が、蓋を開ければ・・・肝心なお酒は買い忘れ、食材も一部忘れ・・・と・・・緊張してた割には間抜けなデビュー・・・ ご飯が失敗せずそれなりに炊けたことと、Nリーダーの「美味しい!」の一言が、何よりもの救いとなった食頭デビューでした。
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くろすけの食頭デビュー(迷シェフのメニュー)
<おつまみ>・茄子と玉ねぎと豚バラの炒め物(塩・コショウ・醤油)・・・引き立て役のシシトウ忘れ・・・
         ・トマトサラダは玉ねぎドレッシングで(玉ねぎスライス、オオバ)
         ・竹輪(チーズ・オオバ入り) & キュウリの即席漬け
<晩御飯> ・豚バラ丼(豚バラ肉・キャベツ・おおば・焼き肉のタレ)・・・紅ショウガとゴマ忘れ・・・
         ・味噌汁(ワカメ・しじみ)   ・・・と実に簡単!我が家の延長料理そのまんま・・・ 
あらためて載せる内容ではないのですが、これまでの宿泊山行で料理など全くした事がなかったので(いつもお湯を沸かして、温める、戻す、冷凍冷蔵食品の利用)・・・今回は記念すべき日なのであります・・・
夫から大分昔にプレゼントされたアーミーナイフは余り切れないのがわかっていたので、キャベツ千切り・玉ねぎスライス、キュウリの即席漬けは前の晩に家で準備・・・これは大正解でした。

宴は、Nリーダーの貴重なお酒(義理と人情入り)を分けて頂き、 夜の帳が下りる頃にはすっかりいい気持になってしまったくろすけでありました。木々の葉の間から見えるわずかの星を確認したりしながら話に花が咲き・・・諸々傑作否欠作写真撮るのも忘れてしまいましたぁ~・・・

タープの下で寝るのも初めて・・・テントでの密室経験しかなかったので、実に開放的空間でありました・・・
たき火で汗をかく位身体は温まっていたので、シュラフに潜り込んでからも寒さ知らず・・・タープの下をくぐりぬけていく沢風が実に心地よく、沢音をBGMにいつか夢の中へ・・・


2016.7/3(日)晴

 4:15 目が覚めた。もう辺りは明るい・・・沢音だけが昨日と変わらず、静寂の中に響いている。
朝はゆっくりめでと言う事だったので、そのまままた微睡む・・・
春ゼミが一番に泣き出し朝を告げた・・・その後小鳥たちのさえずりが始まり、まるで輪唱するかのようだった。
心地よいBGMに6時過ぎ起床・・・
リーダーが薪を再燃させ、お茶しながらくろすけは朝食の準備。
今朝は、夕べの残りご飯でカニ雑炊(卵と餅入り)。小女子とクルミの佃煮付き。
たき火の始末、タープなどの撤収作業後、日焼け止めをつけようと何気に鏡を見てビックリ! お岩さん!・・・右瞼が腫れてる・・・ブヨにでも刺されたのか・・・幕場では全く虫がいなかったわけではないが、夕方冷え込んできた頃からいなくなり、タープ内もリーダーが気を使い蚊取り線香をつけてくれた事も有り、寝る時には蚊やブヨなど皆無だと思い込んでいたのだが・・・寝てる間に刺されちゃったのかな、リーダーは被害無し・・・どうもこのブヨは年増好みのようだ・・・ 腫れあがった瞼は、目の上にかぶさった感じがしたが、視界に支障はなかったので・・・

8:10 出発だ。くろすけは、ちょっと食べ過ぎて体が重い・・・
・旧ワサビ田を後にし、岩ゴロゴロ地帯を緩く登って行く・・・大きなこぶのある樹が「お早う」と迎えてくれる。
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               ・段々急になってくる・・・     ・1350mの二俣は右俣へ 8:31
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右俣を少し進んだ所で発見!
カケスの美しすぎる羽が憐れみを誘う・・・
イタチの仕業?だろうか・・・弱肉強食と言えども悲しい・・・
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今回も素晴らしい巨樹に出会った・・・
何だかお局様のような雰囲気・・・

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源頭を詰めて行くが、急斜面だし、滑る個所はあるし、倒木はあるし・・・ヒ~コラ・・・・・・
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・宝石のように輝く苔にも出会った・・・
まるで大好きなペリドット(天然石)のようだ・・・
 (上手く撮れなかった!)
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・もうこんなに詰めて来た・・・                   ・1550m地点で尾根に上がる事に・・・
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最後の詰めは激急斜面、だいぶ前に枯れたと思われる笹藪は、皆下に流れるように倒れているので逆に滑りやすく足を一歩決めるのも神経を使う リーダーは気を使い休み休み行ってくれたが、くろすけは毎週のように出かけてた事もあり疲れも抜けてないようで、登山道を行きかう人たちが見えてからも中々距離が詰められない感で、 登山道に出るまでの20分程が地獄坂のように感じた。
・激急登‥ヒ~! ・ブナ坂手前の登山道に出たぁ~10:01(小休止)  ・楽ちん過ぎる登山道を行く
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・夏モード全開! ・ほとんどが樹林帯なので日射しを避けられ助かる  ・小休止しながらエンヤコラ
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後半の車道歩きが真夏の太陽光線で熱いし長く感じられたぁ~・・・
(2012.8/31~9/1 雲取山縦走した時の太陽寺~鴨沢へ抜けた事を思い出す。)
13:14 鴨沢バス停到着。装備を解きザックを整理してバス待ち。ツバメの巣があり、親鳥が一生懸命餌を運んでいた。久し振りに燕尾服のツバメを見た・・・何だかホッコリしながら、リーダーおごりのスペッシャルな生ビールを頂いた。一口一口が細胞に染み渡っていった。13:46発のバスに乗車し14:18奥多摩駅到着。
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Nリーダー行きつけの三河屋の温泉「氷川郷麻葉の湯」でサッパリと汗を流し、これまたNリーダー行きつけの「むら㐂」にて打ち上げ。お疲れ様でした。くろすけ、沢でのお泊り2回目でしたが、お蔭様で無事故で楽しく遡行する事が出来ました。Nリーダー、そして出会ったすべてに感謝!
(沢は入渓者全くなく貸し切りの舞台でした・・・

 今日もくろすけの沢やか人生に乾杯!
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コメント
突然のご連絡失礼致します。
きみきと申します。
ウォーターサーバーのブログサイトを運営しているのですが、
貴サイト様を拝見させていただきまして、
是非相互リンクさせていただきたくご連絡差し上げました!
URL: http://goo.gl/EuLozM
お手数をお掛け致しますが、ご検討のほどよろしくお願い致します。
【2016/07/08 02:07】 | きみき #- | [edit]
花の終わりに、ポタリと落ちるコトから ” 武士 ”” には敬遠された椿、
しかし、その潔さには多くの日本人の生き方に影響を与えたようです。

山中で、一輪!

枯葉の中、、これも良いです。
【2016/07/08 09:44】 | ウーさん #4bWz8s1g | [edit]
ウーさん

沢を遡行中の一瞬の出会いでしたが、強烈に心に焼き付きました。
夏椿は、数輪落ちていたのですが、
瞬時にたった一枚だけ撮りました。
白い花は、傷むと茶っぽくなるのですが、
この花は花びらが1枚欠けていましたが、
まぶしいほどに純白に輝いていました。
燃え尽きる前の激しさと儚さ・切なさを感じました。
【2016/07/08 19:50】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]












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