蓮華温泉~白馬岳~清水岳~雪倉岳~朝日岳縦走③

 2013-08-14
▲2013.7/31(水)晴後曇
<白馬岳~清水岳へ> 単独
  4:15ご来光を見るために、白馬岳山頂に向かう。真っ暗ではないので、ヘッドランプなしでも歩ける。15分程して山頂に着く。すでにカメラをスタンバイさせてる人など数人の先客がいた。くろすけは、自然界の儀式サンライズとサンセットを見るのが何よりも楽しみの人なので、今日は山ではホントに久し振りになのでワクワクだ。
・夜明けのセレモニー
 くろすけは、太陽が昇るまでの刻々と変わりゆくシーンが一番好きだ。西側の空の変わりゆくグラデーションも見逃せない。
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雲が厚かったので、きれいなご来光にはならなかったが、雲海に浮かぶ大小の峰々は墨絵のように美しく、刻々と変化する雲とひかりの色彩は、壮大なパノラマの中で実に厳かで美しい・・・
くろすけもこのひと時のセレモニーの中で浄化され生気フル充電。
さぁ、今日も一日いい日でありますように!
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360度の大展望を楽しみ山荘に戻る。朝食を頂き、6時過ぎには出掛ける事とする。今日は清水岳を目指し、できれば清水尾根だけに咲いているというミヤマハナシノブにひと目会いたいと思ってるのだが・・・。山岳パトロールの人に、今日の天気を聞いてみると、午前中は晴れだが、午後からは不安定になり雷も鳴るかもしれないとのこと、手前の清水平辺りまで行って戻って来た方がいいとのアドバイスを受けたが、取りあえず状況を見ながら行ける所まで行ってみる事にする。展望を楽しみながら分岐まで降りて行く。
・剣立山連邦を背に
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・槍穂高連峰        ・八ヶ岳と富士山(望遠性能悪し)
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・杓子岳と鑓ケ岳の横に小~さく尖って見えるのが槍ヶ岳
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・毛勝三山(左上にうっすらと白山)
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・振り返って見る白馬岳2932.2m
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旭岳への分岐を右に折れ、下って行くと正面に旭岳を望む。どうもこの時間、こちら方面にはくろすけ一人のようだ。
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コバイケソウとハクサンコザクラそしてハクサンイチゲなどの群生地帯を下って行くが、周りの山々とのコラボが素晴らしい。
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丸山には人がいるのが見える。穏やかな時が流れている。
(中央より下斜めにコバイケソウの群落)
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旭岳のふもとの夏道はまだ残雪の下になっているので、赤ガラが引かれている線上を辿って登って行く。残雪はスプーンカット状だが早朝なのでツルツルに凍っている所もあるので、慎重に残雪を選びながら歩を進める。(アイゼンなし)
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・至る所にコバイケソウの大群落が見える
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残雪地帯を15分ほど上り詰めるとやっと旭岳の中腹あたりになり夏道が出てきてた。旭岳の左側を巻いて行くが、剣方面の展望が素晴らしい。
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旭岳の裏側はザクザクの瓦礫と岩ゴロゴロだ。鞍部の雪田の横を進むが、ハクサンイチゲシナノキンバイなどの花が咲き乱れている。
                 ・タカネヤハズハハコ
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裏旭岳は知らぬ間に通り過ぎ、ジグザグの道やハイマツ帯の中をどんどん下る。小旭岳の南面を巻いて、やがて緩やかな登りとなり広い稜線に出る。
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お花も色々登場してくるが、とにかくコバイケソウの大群落が凄い。今年は当たり年だと聞いていたが、運よく真っ盛りの時期に遭遇したらしくどこもかしこもコバイケソウだらけ。
・ミヤマキンポウゲと上部にコバイケソウ
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・あちらにも
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・こちらにも
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・山の斜面になだれ込むように、
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・コバイケソウの海で~す。
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・一番きれいな時期だったようで穂先が皆真っ白できれ~い!
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清水岳までの間を清水平と呼ぶらしいが、標柱は朽ちて、字は全く見えない。先の方に見えるのは清水岳なのだろうか・・・。
広い稜線はよく見ると咲き残りのコマクサがいっぱいだ。
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2番目の標柱、こちらも表示が消えている。広場のような所でイブキジャコウソウも咲いている。目の前に剣立山連峰。まだ雲がかからず素晴らしい展望が開けている。
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残雪の横の岩を乗り越えたり、潅木帯をくぐり抜けたり花道の登山道など緩いアップダウンを繰り返し、清水岳方面へと歩を進める。登山道が深くえぐられてしまっている所では、コバイケソウの畑のような所の横を通る。
・イワカガミと上部にコバイケソウ
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・「大地讃歌」の熱唱が聞こえてきそうです。
 大空に手を高く差し伸べて、大群衆のゴスペル風です。
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・この密度、この勢い、凄まじいエネルギーを感じます。
 ひと夏で燃え尽きるのですから、激しい生の燃焼です。
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・誰もいません。くろすけひとりで~す。
 静かで美しい時間が流れています。
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池糖がありました。絵になる美しい風景です。
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たっぷりの残雪が右側にあり、その融水がちょろちょろと流れている傍には満開のハクサンコザクラの群落。そこから緩い斜面を登って行くと、そこが清水岳山頂直下だった(右)。8:35着。地図では白馬山荘から1:40となっていたが、花や景色を楽しみながら、写真も随分と撮っていたせいか思いのほか時間がかかってしまった。山頂(2589.8m)はここからものの数分だが標柱があるわけでもなくハイマツで覆われた何もない所だった。
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これより先が清水尾根、そして百貫の大下りを経て祖母谷温泉へと繋がる。清水尾根にこの時期咲いているというミヤマハナシノブもひと目見てみたい誘惑にかられたが、「午後から不安定で雷・・・」の予報が脳裏を横切り・・・残念だけど断念した。今は遠方には雲があるが、頭上は真っ青な空、これで崩れるのかなと思うのだが、山の天気は急変するのを何度も体験している・・・今度、祖母谷温泉に抜ける時の楽しみにミヤマハナシノブはお預けとした。少し休憩してから往路を戻る。
・緩く下りきった辺りを雪解け水が流れている。
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・池糖にコバイケソウが映って、白い太陽もメルヘンチックな演出
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・清水岳直下の残雪を入れて
 この残雪が融けた後はチングルマのお花畑になるんだとか。
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・コバイケソウ畑より、帰りの方角を眺める。
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・ミヤマリンドウ        ・イブキジャコウソウ
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・ムシトリスミレ        ・ハクサンフウロ
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・ミヤマアケボノソウ
5年振りにご対面。何となく今日はミヤマアケボノソウに出会えないかなぁ・・・と思っていたので、見つけた時はビックリ!
念じれば叶う!行きには気が付かなかった。
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・コマクサと剣岳と毛勝三山
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・花道の登山道          ・クルマユリ
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・ヨツバシオガマ
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帰路も時間的にゆとりがあったので、ゆっくり楽しみながら戻って来たが、三分の一程戻りかけた辺りで初めて人と出会った。年配の御婦人(単独)でお花を楽しみに来た方のようだったが、その後清水岳までは行ったのだろうか。二人目はほとんど戻り掛けた旭岳の裏側に入る当たりで斜面のお花を撮っていたやはり単独の男性だ。こちらのコースは祖母谷温泉までだと距離が長く大変だが、清水岳までだったらゆとりで往復できるのに登山者が少ないのはどうしてなのだろうか。お陰でくろすけは、ほんとに静かな山旅ができましたが・・・二人の人に会って少しホットしたりしながら旭岳の中腹まで戻って来た。大分今朝と比べれば雲の量が増えてきていた。
・空の雲もくろすけは大好き!色んな形でイマジネーションが膨らむ。真っ青な空だけよりずっと絵になる。
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旭岳のふもとの残雪は、融け始めた部分もあったが、この時間でもまだツルツルの所があり、アイゼンなしなのでやはり慎重に下る。思ったより早く戻れたが、この花と景色の良い所でランチとする事にした。(11:40)白馬岳もまだいい感じで見えている。
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・左:真正面の旭岳に飛行機雲が・・・
 風がほんの少し出てきたが、素晴らしい景色の中でのランチタイム(ブドウパン・ポテトサラダ・トマトゼリー・コーヒー)は極上のものとなる。 
「コバイケソウの海」、これほどまでに花盛りの見事な大群落を見たのはくろすけは初めてでした。特別「美しい」という花ではありませんが、北アルプスの壮大な山々とコラボしてそれはそれは素晴らしい風景を創り出していました。
コバイケソウに酔いしれた半日、大満足となりました。
・右:コバイケソウの白い穂がさざ波のように押し寄せてくる
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分岐より山荘まで、また花の写真を撮りながら戻るが、風が強くなりみるみる辺りはガスに覆われ、視界はほとんどなくなってしまった。あっという間の事だった。ホントにいい時期に帰って来たものだ。(12:45)山の神の加護に感謝である。 
・タカネシオガマ・タカネツメクサ・ミヤマキンバイ・チシマギキョウなど
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山荘の受付で、またあらためて宿泊の申し込みをし、部屋は2F「山頂」となる。昨日と同じく6人部屋で5人だった。午後からも外はガスったままで、雷こそならなかったが回復の兆しは全くなかった。明日は雪倉岳~朝日岳だが山岳パトロールの人に、登山道状況を聞いてみると、雪渓が何か所かあるので、アイゼンは必須だとの事。持ってこなかったので軽アイゼン(4本刃)を千円で購入。(後でわかれば、慎重に歩けば必須のものでもなかったのだが単独という事で、安全第一を配慮してのアドバイスだったのだろう)
夕食17時、連泊なので配慮があり、違うメニューを出してくれた。気遣いが嬉しかった。
 夕食の前後に気になる天気予報をTVで見る。明日の天気はどうやら大荒れ、雨も結構な量降る予報が出てしまった。
悲しいかな、現実を受け入れるしかない・・・
今年の山行は、晴女の効力を失い雨ばかり・・・ついてない!
奇跡の急変をも心の片隅で願いながら、20:30過ぎ就寝。
毎度の事だが、ほとんど眠れない・・・フゥ~

<おまけ:くろすけの変身!>
・山姥からセルフタイマーの12秒間だけコバイケソウの妖精に
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          ※その④へ続く
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コメント
コバイケソウ・・・絶景ですねぇ
肉眼で見た迫力はいかほどのモノか…
ホントにゴスペル風の誇らしげな歌声が
聞こえたことでしょうw(^o^)w

山に不慣れな人が間違った判断で
悲しい事故につながるケースが後を絶たないので
山岳パトロールの方も慎重になるんでしょうね。
くろすけさんのように、慣れている方のほうが
山に対して謙虚なんですね。

この後、お天気の奇跡の急変はあったんでしょうか~
コバイケソウの妖精さんに
山の神様のご加護が続きますように。。。
【2013/08/28 12:57】 | 森のくまくん #- | [edit]
コバイケソウの大群落、
本当に見事で圧巻でした。

雄大な北アルプスの峰々がバックにあるからこそ
尚一層素晴らしく映るのだと思いますが、
旬の花盛りの時でホントにラッキーでした。

過労と睡眠不足がたたり、
超久々にくろすけ「鬼の霍乱」をおこしました。
仕事は人がいず休むわけにはいかなかったので、
帰ってきてから家事一切せず、バタンキュー・・・。
2日ほどそうしたら、大分身体が楽になりました。

で、月末の山行も天気の悪いこともあって
止めることにしたので、後半の④⑤
何とかアップできそうです。

やっぱ、年を感じますね。
無理は禁物!i-278

【2013/08/28 22:08】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]
こんばんは。

体調はいかがですか?

それにしても、花また花の、すばらしい山行ですね!
コバイケイソウの群落は、ほんとにすごいの一言!!
ミヤマアケボノソウはカッパの大好きなお花です・・今年はまだ会えずです。
くろすけさんも5年振りだとか?会えてよかったですね。

くろすけさんの行動力とバイタリティーには感服!
後半のアップ楽しみにしています。
【2013/08/29 23:43】 | ピテカン&カッパ #- | [edit]
おはようございます。
お気遣いありがとうございます
昨夜も早く休んだので、ほとんど体調も戻ってきました。
(芯が丈夫なもんで・・・)

ミヤマアケボノソウは花の暗紫色と形状がとても魅力的ですよねぇ~。
5年前、唐松~不帰剣~白馬三山縦走時に初めて出会いましたが、
超感動しました。

昨夜から山へ行くはずで、お休みを取っていましたが、
今天気予報を見てみると、悪くなるのが先へずれ込んだようで
ちょっと否かなり悔し~いですね・・・でも休養しま~す。
【2013/08/30 07:49】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]












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