金洞山(表妙義)

 2013-10-03
 AE社のツアーで表妙義の金洞山へ行ってきた。
  ※表妙義:(白雲山・金洞山・金鶏山(登山禁止)など)
山の尖がりやギザギザが大好きなくろすけにとって、奇岩怪石の乱立する妙義は、非情に魅力的な存在だ。昨年10月に白雲山をクリアー(AE社ツアー)して以来あっという間に1年経ってしまったが、今回白雲山よりもっと難易度の高い金洞山にチャレンジして来た。

     ※白雲山は、2012.10/5ブログ参照

 表妙義縦走路は、岩稜帯が連続し、こぶ岩・鷹戻し・奥の院の鎖場等で多数の死亡者・重傷等遭難が繰り返し起こっている。その通過の難しさは、北アルプスの大キレットや剣岳の比ではない。特に、他の山系と異なり、岩の性質上スタンス(足がかり)が乏しく、鎖を全力で握り腕力で身体を引き上げる事を強いられる箇所や、ヤセ尾根で両側が共に100m以上切れ落ちているような危険個所がしばしば現れ、腕の力が尽きたり、ほんの一度躓いたりしただけで、命を落とす最悪の帰結につながる・・・Wikipediaより参照

▲2013.10/1(火)雨のち曇時々晴れ

 雨音で目を覚ます。やっぱりキャンセルすればよかったかなぁ
今回の山は危険な鎖場や岩場がてんこ盛りの超デンジャラスゾーンだ。寄りによって雨では危険度が増すばかり。・・・でも、まぁ~行ってみるだけ行ってみるか・・・現地でも大雨ならリーダーも変更とか、中止にするだろう・・・。
土砂降りの雨の中、気が重いが家を出る。

<新宿=関越道=松井田妙義IC=中ノ岳神社…第四石門…中間道…大入場…堀切…女坂分岐…鷹戻し…東岳(1094m)…中ノ岳…中ノ岳神社…もみじの湯…新宿>

 新宿7時出発。参加者は7名(男4人女3人)+ リーダー2名。
途中高坂のSAで休憩をとった時はまだ小雨が降っていたが、北上するごとに雨は止んでいった。
 松井田妙義ICを下り、中之岳神社駐車場9:30到着。
何と天気は曇り・・・降らなければ超ラッキ~!なのだが・・・。
駐車場の目の前には金洞山の荒々しい姿が
・・・見ているだけでも燃えてくる。ワクワク!
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 装備(ハーネス・カラビナ・スリング・ヘルメット)を身に着けていざ出発。
(9:40)中ノ岳神社の傍を通り、石門群登山道へ。
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・昨年は右側の白雲山、今回は左側の金洞山
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まずは、「かにのこてしらべ」から入って行く。
10分程で第4石門到着。よく写真で見る観光スポットだ。
・石門の先に大砲岩(左)とゆるぎ岩(右)
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・一般ハイキングコースの中間道を行く。
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細長い急な鉄製階段を降りて行く。
堀切への分岐で中間道から外れる。
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ゴツゴツ岩を登って行く。
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急斜面を登りきると堀切の鞍部だ。
休憩後、いよいよこれからが本番だ。
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人がやっと通れる幅の岩場や、鎖の付いた斜面をトラバース。
女坂・国民宿舎の分岐を右に見送り、今年起きた土砂崩れ跡などを通過する。
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・大きな岩場を鎖を掴んでヨッコラショ・・・
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長い垂直に近い鉄製梯子をリズミカルに登って行く・・・とその先に待ち受けていたのは、ジャ~ン!「鷹戻し」(鷹も止まれぬ程急峻で戻ってしまうという意味らしい)と呼ばれている本日の大難所の一つ。ほぼ垂直の岩壁に約50mの鎖場。ガイドの立つ更に上まで続くが途中で段になってるようで先が見えない。リーダーがロープの準備してる間景色を楽しむ。
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気が付くと何と~、青空が・・・
取付く大岩壁の右側の先には浅間山始め、近辺の名だたる峰々が
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・上の写真左側の浅間山をアップ
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・手前:裏妙義(烏帽子岩~赤岩~丁須の頭)、後:鼻曲山・浅間隠山など
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振り返ると昨年登った相馬岳(白雲山の一番高い所)1104mが・・・
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・さぁ、いよいよ、ファイト~一発!
カラビナは2本、スリングは60㎝を使用し、ロープと鎖に装着して、瞬時にスタンスを見つけながら、一歩一歩慎重に登って行く。真剣で~す。・・・命かかってますから・・・ ドキドキ!
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登ってる最中に景色を楽しむゆとりなどなく、2番目の鎖を掴みまた慎重に確実にと一歩ずつ・・・。両サイド切れ落ちた行き止まりの尾根に出る。皆が登ってくるまで、この鷹戻しの頭で展望を楽しみながら、昼食を取る。
西岳と星穴岳がいい感じに見えている
・・・う~ん、そそられる~・・・
登山禁止の星穴岳(中央)は鬼の顔とこん棒に譬えられている。
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・白雲山の後ろには
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・浅間山方面、すっかり青空に・・・
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・白骨樹には味わいがある。(この根元で昼食)
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のんびり、まったり意外に休憩時間が長かった。さて、次の下りの鎖場もまたまた大難所のようだ。ルンゼ(急峻な岩溝)の鎖場の終わった所で左岩から右岩にピョ~ンと飛び移り、二段目の中間地点で岩が少々出っぱている所が有り、スタンスが見つけずらい部分があるのだ。約25mの大岩壁。
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このスタンスが見つけずらい部分(出っ張り)が、今回のこの行程中で一番きつかった。スタンスが見つかっても登山靴の先をほんの少し乗せられる程度なので、自身を支えるために腕力と握力が必要とされるのだ。くろすけの体重をこの時程呪ったことはない・・・ (くろすけは、過去に肺の手術をしていて、左脇下をバッサリ切っているので、その関係で左手の握力がちょっと弱い。)それにしても全体重を腕力と握力だけで支えるのは、数秒の事だったが、命も掛かっているしで・・・超必死のドキドキもんだった。
・必死にくらいついた鎖と岩壁・・・ くろすけのも誰かに撮ってもらえばよかったかな。今までの人生で最も真剣な瞬間だっただろうから・・・
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着地した大岩壁の左側は、スパッと切れた大絶壁!ここから下に登山禁止になっている金鶏山が見える。
 低山とは思えない高度感!
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・四ツ又山~鹿岳
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・相馬岳と手前は鷹戻しの頭
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・これから向かう険しい尾根。左側中央辺りにこぶ岩が見える。
その先は中ノ岳(1094m)で、右が西岳?
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・後から調べたらどうやらここが東岳山頂のようです。
 両サイド切れ落ちたピーク。超スリリング・・・ゾクゾク!
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・航空母艦のような特徴ある荒船山は遠くからでもはっきりわかる
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左写真(中央)のこぶ岩。そこの鎖場を超えて行く。
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中ノ岳山頂(15:13)到着。360度の大展望。自宅を出る時は土砂降りの雨だったのに、今ここは青空まで広がっている。そして無風。天気が良くても風が強かったら、立って居られない場所だ。
あらためて山と天の神様に感謝!
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休憩後、下山に掛かる。垂直に近いような大岩壁を鎖で約25m位下る。スタンスが割としっかりしていて下りやすかった。
・最後の難所を上から見た所
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・下から見上げた所
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下りてく途中で、バスの待っている駐車場(中央)を写す。
低山とは思えない高度感!
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下山道でも迷うところがあったが、中ノ岳神社への分岐にもスムーズに来れ、あとはひたすら下るのみ。
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巨大岩の間をすり抜け、ゴツゴツ石のガレ場を通り過ぎると、整備された丸太の階段や登山道となる。
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巨岩が屋根に重なった中ノ岳神社から、急な石段を下りると、左高台に大きな金色の大黒様が立っていた。周りの風景とミスマッチのような気がするが、これはくろすけだけの印象なのだろうか。
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駐車場に16:47到着。難関のデンジャラスゾーンを全員無事故でクリア~!満足満足!リーダーのお二人に感謝!そしても一度、山の神様と天の神様に感謝!帰路「もみじの湯」で汗を流し、新宿には20:25到着。電車は通勤ラッシュに出くわしたが、うまい具合に座れてラッキ~。自宅に着く頃に霧雨が降り出したが、本番が済んでしまえば、何だか逆に心地良かった。

・金洞山(左)と白雲山のシルエット・・・もみじの湯駐車場から
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<おまけ>
危険な山姥につき、近づくべからず・・・
中ノ岳山頂にて(祠の反対側の大岩の上)
〇〇は高い所が大好き!(後ろは断崖絶壁)
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 機会があれば、今度は紅葉真っ盛りの頃に白雲山~金洞山と繋げて縦走したい。ツアーは写真撮影など制限若しくは禁止されるので、ここぞと言う所で色んな写真を撮りたいくろすけにはやっぱ個人の方が向いているといつも思う。でも、同じ趣味志向の人がいたら是非ご一緒も楽しくっていいだろうなぁ・・・(しみじみ)。
金洞山は、確かにデンジャラスゾーンばかりだが、岩場が大好きで岩に慣れてる人なら、勿論油断大敵は必須ではあるが慎重なる登攀で問題なくクリアーできると思った。
     ※注:あくまでも個人の感想です。
 元気で体力のあるうちに憧れの尖がりギザギザに少しでもチャレンジしておきたいくろすけで~す。
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コメント
お早うございます。
妙義山は低山とはいえ何度の高い山ですね。
鷹戻しはクライマーの領域、ハイカーにとっては超何度のルート。さすがくろすけさん難なくクリアーですね。
私達も過去に逆ルートから鷹戻しを降ったことがあります。
今となってはリスクがありすぎカミさんにもう一度歩こうとは言えないですね。
その後も何回も妙義山は歩いていますが堀切へ降ってしまいます。
鷹戻しには近寄りません(笑)
今秋にでも裏妙義を歩いてみようと考えてます。
【2013/10/05 08:05】 | yamasanpo #sSHoJftA | [edit]
スゴイ!凄すぎるぅ!!!
怖がりで根性無しの私は
「かにのこてしらべ」 といいところの
石門の場所で記念撮影だけして
おいとまいたしまする~(x_x)
あとはくろすけさんの写真で
楽しませていただきます(^o^;)

それにしても、あの険しい岩壁を行きながら
写真撮影できる余裕のくろすけさん、さすがです
【2013/10/05 23:45】 | 森のくまくん #- | [edit]
早朝に出発すれば、白雲山~金洞山へと充分に縦走できるので、
単独を考えたのですが、交通不便で足がなくツアー参加となり、
金洞山にだけ登る事となりました。
ツアーですので、リーダーが補助ロープを用意したり、
その都度セルフビレーしたりと、一人ずつ時間をかけて
超慎重に登って行くので、待ち時間が結構長かったです。
その分疲れませんでしたが・・・。
単独だと、ヘルメットを被るだけにしてしまうので、
カラビナやスリングの使用法を学べて良かったです。
写真は制限されてたので、やっとこれだけ撮れましたが、
くろすけ的にはもっと色んな角度から撮りたかったですね。
裏妙義・・・いいですね。
秋だったら、ヒルにやられる率は少ないでしょうね。
【2013/10/06 06:38】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]
年はとってもお転婆は変わらないものですね。i-278
でも、やりたいと思ってもいつかはできなくなる時がくるでしょうから
今はその最後のチャンス?・・・と
できるだけチャレンジしておこうと思ってま~す。
デンジャラスなツアーでは、基本写真撮影禁止が多いです。
待ち時間や休憩を利用して、何とかこれだけ撮れました。
【2013/10/06 06:50】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]
キレット・カラビナ・スリング・・・,
知らない単語がいくつも。
てか,これって,
山伏の修行ですか!
鎖もってる手を離したら,
落ちちゃうでしょ!
う~ん,そういう体験て,
うらやましい気もするけど,
私は安全第一,
久住山を極めます(笑)
【2013/10/06 10:05】 | 次席家老 #aYn/cR1c | [edit]
山に魅了され、色んな山に登り始めて
自分の好む山というのが段々にわかってきました。
変化のある山、沢有り、滝有り、スリリングな岩場有り・・・
そしてそれぞれの時期のお花があったらもう満点!最高ですね。
山に深く縁するまでは、
自分がこんな険しい(恐ろしい)所が好きだなんて、
全く思ってもいませんでした。i-278
年はとってもアドベンチャー的要素の強いものが大好きですね。
こういう部分って、子供の頃からとちっとも変っていませんね。
唯、近い将来、思うだけでできなくなる時が来るはずですので、
今元気で体力あるうちに、
リスク背負う山は登っておきたいと思っていま~す。
だって、好きなんだも~ん!i-229
【2013/10/06 19:01】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]
こんばんは。

妙義山はまだ行ったことのない山ですが、ぜひ一度、ミョウギイワザクラに会いに登ってみたいと思っていました。
カッパ的には岩場の多い山は好きなのですが、ザイルにヘルメットというのは・・ちょっと考えてしまいます~
それにしてもくろすけさんのバイタリtィーはすごい!!
【2013/10/10 23:25】 | ピテカン&カッパ #9GQyiprs | [edit]
おはようございます。
ここ数日ちょっと、いや大分へこんでおりまして、
お返事遅れて申し訳ありません。

サクラソウの種類もたくさんありますよね。
くろすけも大好きです。
裏妙義の丁須の頭に行った時、
一輪だけ咲き残っていたのに出会え、
感激した事が思い出されます。

デンジャラスゾーンのツアーでは、
装備をきちんとしなくてはいけないですが、
個人だとヘルメットもほとんどかぶりませんね・・・i-229
【2013/10/13 08:39】 | まっ黒くろすけ #- | [edit]












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